フェルディナンドのレビュー・感想・評価
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観終わったら牛肉を食べられなくなります
仲間からは“お花ちゃん”と呼ばれるほどのおとなしい牛フェルディナンド。父親は華々しく闘牛場でデビューを果たすも、帰ってくることはなかった。それを悲しみ、牧場カーサ・デル・トロから脱走するフェルディナンドだったが、やがて花農家の少女ニーナに拾われ、花に囲まれる平和な日々を送ることとなったのです。そして事件が・・・
平和主義の牛がいたっていいじゃないか。というか、おとなしい牛しか知らないぞ。かなりデフォルメされた闘牛予備軍の牛たちの中で、闘いたくないと主張するも、「牛は闘うか、食肉工場行き」との言葉に戸惑うフェル。みんなで一緒に逃げよう!ってことになるのですが、逃亡シーンは面白いけど、ストーリー的には闘牛場で闘う羽目になるよな・・・と、どんな悲惨な結果になるのやらヒヤヒヤ。
体重900キロという特大な牛に育ったフェル。でかいけど優しい闘牛。しかし闘牛場の観客は殺してしまえと願ってるはずなんですが、闘牛士と牛の立場が逆転するというコミカルな展開や花をいたわる優しさに観客の心も揺らぐのです。いい話なんだけど、無駄に尺を長くしているのが残念なところか。
牛肉を食べられなくなるし、闘牛をも観たくなくなること必至。しかし、あの大きさだと何食分くらいなんだろう・・・と、よだれが出てくるかもしれません・・・
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