人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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もしわたしがこの子供なら。
脳死、臓器提供、延命治療。価値観はそれぞれなのでこの映画の捉え方や感じ方も本当に多種多様と思いますし、正解も不正解もないと思います。
篠原涼子さんの迫真の演技。とても良かったです。何度も涙しました。わたしは子供はいませんが、この話がもし自分だったらと自己投影してしまうほど、引き込まれました。もし自分なら、わたしもきっとこのお母さんのように必死にわずかな希望にすがる思いで介護をしたと思います。
でも映画を見ながら、これは本当に子供のためなのか…ということもずっと考えていました。
もし自分がこの子供だったら。だいすきな母親と突然死別してしまったことに何より動揺し、寂しく思うでしょう。そんな時に母親が必死に自分はまだ生きていると言ってくれて、あんなにも懸命に介護し寄り添って、たくさんの時間を過ごさせてくれたことを、わたしがこの子供ならきっと嬉しく思うかもしれないと思いました。
他人が何と言おうと、天国に行く前に、ああして愛情を感じれた時間はお母さんにとっても子供にとっても、大切な必要な時間だったのではないかと最後は思いました。
( ただ、このお母さんにとっての子供はひとりではなく、もうひとり弟がいることも忘れてはいけないですが。)
命にまつわるあらゆる選択肢が正解か不正解かは、他者が決めることではないと思いました。やっぱり本人や家族にしかわからない思いがある。いちばん近くで生きてきた人にしかわからないことがあるから。
命とは、生きるとは。本当にたくさんのことを考えさせてくださる素晴らしい作品でした。
あいことば
踏み入れてはいけない領域
子役の凄さにビックリ!
自分だったら
迷うなあ
自分はこの映画を観てどう思うのか。
見終わった今、うまく言えない。
我が子の脳死を受け入れるかどうか。
経験したことがないものを、よいとか悪いとか判定できない。
ただ、脳死を受け入れられず、子供を長期脳死状態におく親がいることやその気持ちはわかった。
そういう経験をさせてもらったことはこの映画を観た価値だった。
目を覚ましてくれと思う気持ちはよくわかった一方で、生きているとアピールすることは、側から見るとかなり気持ち悪いことも感じた。
そこまで感じさせる篠原さんの演技は秀逸だったのだと思う。
西島さんは相変わらず何をやっても西島さんだが(彼の強味でもあり弱味でもあり。木村くんと一緒)、坂口くんと川栄さんの位置もぴったりで、いい配役と思う。特に川栄さんはやっぱり主役なんかやらずに、名脇役を目指してほしい。
悪くないが勧める気にもならない、大切な重たさという感じの映画。東野圭吾も、困った話を書いたものだ。
抜け出せませんーー
泣けるというよりは…
時間ができたので何か映画を見ようと半ば消去法的に選んで見た作品。一言で言えば考えさせられる作品だった。
テーマは「人の死とは?生きるとは?」といったところだろうか。これ自体は昨今よく見かける脳死を題材としたものである。ただ他の作品と一線を画すのは登場人物の多様性だ。
娘へ盲目的な愛を捧げる母、親としての立場と世間体に揺れる父、次第に手段と目的が逆転していく研究者、第三者の立場であり彼らに翻弄されるその研究者の彼女など、脳死した一人の少女を中心とした、様々な人物の多様な向き合い方が描かれている。どの観客にも登場人物の中に一人は、脳死について現在の自分と同じ考えをもつ者がいることと思う。
デリケートな題材で明確な解を用意することが難しいだけにどのような結末を辿るのかハラハラしながら観ていたが、最後にキッチリと伏線を回収して綺麗に終わらせるあたり、さすが東野圭吾作品といったところである。すっきりと感動して泣ける作品ではないが、人の死生観について鑑賞前にはなかった視点を得られる、深く考えさせられる作品である。間違いなく一見の価値はある。
良かったです
原作はもっと面白いんだろーなー
皆さんだったらどう思いますか?
わずかな希望の為に人は狂気にもなるさ
泣くだけ、の話ではなかった
よくありがちな話に、プラスαがあって面白かった。
内容を知らずに、観るのがオススメ。
日曜日、朝イチの上映。観る気満々の人の中に入っておりました。
感情移入して泣いている人がいっぱいいた。
篠原、西島秀俊でなくてもこの内容なら売れると思う。
原作とは違っても・・・。
原作を読んでからの鑑賞です。原作とストーリーは若干、違うのですが、映画の時間内に収めるとしたらなかなかの出来だと思いました。
個人的には原作の「本を読みに来る人」の部分が好きなのですが、やはりカットされていました。まあ、映画にするには無理な部分があるのでしょうがないのですが・・・。あそこに物語の「肝」があるように思うのは私だけでしょうか?
もしこの映画を見るなら、私はぜひ原作を読んでみてみて欲しいと思いました。
とはいえ、篠原涼子さんを始め以下俳優さん、女優さんの演技は良かったと思います。
子供を持つ親は自分がその立場にいざなったら、一体どうするでしょう?
ありきたりと言う人も中にはいますが、個人的には考えさせる映画でした。
絢香さんのエンディングの曲「あいことば」も良かったです。映画の余韻浸れる曲でした。
ラストは私は好きです。
時間のある方、単純に泣きたい方は見てみて損はない映画と思います。ぜひ映画館で!
緊迫感から希望へ
泣けるよ、確かに。
原作を読んでからの映画。
東野氏の小説の中では、ずっと暗く重い、重すぎて吐きそうなくらい、難しいテーマ。読み終えても絶望感が強く残る。
映画はというと、泣けます。それも何回も。だけど、原作を変え、クソみたいなシーンを感動を見せつけるかの如く組み込む。
アホちゃうか?
時間的制約とかあるけど、母親の狂気と心の変化でクライマックスやろ、原作。
ワレ、何勝手にストーリー変えてんねん。
ホンマに残念です。
作者は細かい設定を散りばめながら小説に盛り込む方やねん。アホ脚本にしたら、魅力が激減するやろ!
客席に1割くらいの人入りやったのに、何でゆったり見ようとしている俺の横の席、おばちゃん座るかなぁ。口も臭いし、たまらん(怒)。映画には関係ないけど。
納得いかないシーンとおばちゃんの相乗効果?で、自分には何回も泣いたけど、60点
でした。
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