「魂と器」人魚の眠る家 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
魂と器
水難事故にて脳死判定になった娘とその家族の物語。
普通の家庭であれば莫大な医療費で困難な物語を、裕福な家庭という設定で難なくクリア。
人々の葛藤を中心にうまく演出。
話的に悪くは無いのよ。正解なんて簡単には導き出せない脳死の話を真面目に捉え、現代医療の方向性をうまく利用しているし、面白かったし。
しかし、面白いと思ったのは社会設定とうまく絡んだ脚本ありきかなと思う。
篠原涼子や西島秀俊、坂口健太郎が迫真の演技かと言われれば「う〜ん、他の作品と見栄え変わらず。」だし、作品を引っ張っているとは到底思えなかった。
最後あたりは他のレビュアーさんも書いていたが、蛇足にしか思えなかった。「良い子ちゃんじゃ無くても良いんだよ別に。」と。
演技が良ければ
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