「変態賛歌」キカ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
変態賛歌
「キカ」をはじめとする登場人物は全員が一癖も二癖もある人。そして、色んなトラブルがあってもあっけらかんとしています。そう、それが彼女達にとっては、しっちゃかめっちゃかな当たり前の日常。
変態的な作品ですが、アルモドバルが撮ると不思議と嫌じゃないんですよね。人間は所詮生き物。登場人物は、どうやっても規格化できません。
アルモドバルが一貫して「変態」を描き続けるということは、要するに人間賛歌なんですね。人間は誰しもが変態。これに限ります。
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