「実写版怪盗チーム映画」グレート・アドベンチャー バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
実写版怪盗チーム映画
ヨーロッパを舞台に、刑務所から出所した怪盗が自分を罠にはめた人間を探すためチームを率いて再び宝石泥棒に挑むという中国・香港・チェコ合作のアクション映画。主演はアンディ・ラウで、落馬事故で重傷を負う前に最後に出演した映画である。監督は二枚目俳優として活躍してたが最近はめっきり監督業にシフトしたスティーブン・フォン。共演にフォンと結婚したスー・チーや、チャン・チンチュー、トニー・ヤン、そしてベテランのエリック・ツァンにフランスからジャン・レノといった顔ぶれ。アンディ、スー・チー、トニー・ヤンが泥棒チーム。チャン・チンチューがアンディの元カノで、エリック・ツァンが依頼人であるマフィアのボス。ジャン・レノが泥棒チームを追いかけるフランスの刑事だ。
アクション映画といってもハイテクを駆使したチームの盗みテクニックが中心で、いわゆるアクションは多くない。一昔前のジャッキー映画のようなすごく金をかけた海外ロケのスペクタクル映画だが、香港映画もずいぶんハリウッド的に洗練されたなあと感じたし、なかなか面白かった。スー・チーは相変わらず可愛いし、チャン・チンチューはいつの間にかアンニュイな大人の女性だしで、目の保養になります。ただジャン・レノがいまいち大根な上に、年齢のせいか太ったのかアクションの動きがちょっと……。アンディは歳取っても動きがきびきびしてるんだけどねえ。
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