「おバカ映画と思わせて感動するラスト」ガンズ・アキンボ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
おバカ映画と思わせて感動するラスト
リアル殺人ゲームをネット配信している闇サイト「スキムズ」。オタク青年のマイルズは、このサイトに挑発した書き込みをしたために、両手に拳銃を固定する手術をされてしまいデスゲームに強制参加させられてしまう。ある意味出落ちの設定でどうやって話をまとめるのかとても気になったが、脚本がよく練られている。感動するラストに見事に着地。
それにしてもダニエル・ラドクリフは、『スイスアーミーマン』といい、ヘンテコな役がよく似合う。オタクでネット弁慶の青年なんて役づくりがいらないんじゃない。
殺し屋ニックスを演じるサマラ・ウィーヴィングも男上等の殺人マシーン役にピッタリ。この人B級映画と相性いいよね。どの映画でも血しぶき浴びてる。今回は、執拗に男の玉を攻撃するシーンがいい。玉撃って、頭撃って、またまた玉を撃ってって感じで笑ってしまう。
ともすると胸糞グロ映画で終わってしまいそうだけど、いつのまにかマイルズとニックスを応援したくなる胸熱の展開になってしまう不思議なおバカ映画でございました。
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