「ロングショットとは 高く遠くに飛ばすコトと得たり」ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
ロングショットとは 高く遠くに飛ばすコトと得たり
この映画、なかなか評判がよろしいようなので、松の内の土曜日の夕方に観賞致しました。封切りしてすぐでしたが、入り具合は比較的ぱらぱらでした。ラブコメとあって、ご婦人方や若めのカップルが大半でございました。
映画解説には「困難な高いハードルを乗り越えて恋仲になる二人」みたいな文章がございますけど、幼馴染み的な二人が、業界のパーティーでたまたま出会う訳でございます。有名なラッパーのライブパフォーマンスもございました。片や、すんごく若い現役米国国務長官、片や、報道関連会社が大手の会社に買収されて、体制側の圧力によって、報道活動を制限されることを嫌ってみずから辞職願を叩きつけて、無職になったばかりの3歳年下のジャーナリスト。双方、昔の記憶がちゃんとしておりまして、20数年は経つであろうに、シャリーズ・セロン演じるシャローンこと国務長官もすぐに思い出し、打ち解け、トントン拍子にコトが運ぶのであります。ちょっと、違うんじゃない?と思うこちらを振り切るように、しまいにゃ、寸暇を惜しんで、わずかなスペースで、合体を繰り返すのであります。おまけにコウハイ位でお尻を叩いてなどと言い出す始末。完全にセロン様が主導権を握り、セス君は言われるがまま、されるがままです。
逆玉のお話と伺っておりましたので、こちらはセス君の庶民的な嫌みのないキャラを応援する準備万端なのであります。お髭モシャモシャで、ツラはデカイですが、なんてゆうか、顔のパーツが真ん中に寄っていて、伊藤淳史(ちびノリダー)を応援していた「電車男」の遠い記憶が無意識に脳内でリンクし始めるのでした。伊東美咲(エルメス)、今はどうしているのでしょうか?話はそれますが、佐藤浩市様と共演した「海猫」は本当に嫌な映画でした。うかつにも女性と見てしまったのです。あれ以来です。佐藤浩市様はあの手の酒浸りで、仕事しない不気味な変態男の役ばかり来るようになってしまって、早20年。楽園の役は、亡き妻を愛し過ぎるあまりのカタブツの初老の男だったので、人殺しはすれどもまだ救いがございました。
話を元に戻します。
そうです。とくに、セロン様のピンチを救うような働きもないので、「電車男」のせつなさを引きずりながら見ていたら、あにはからんや、突如、予告もなく
「電車男」ならぬ
「顔射男」
しかも、オウンゴールです。左の眉毛あたりにネンチョウ性の高い白い液状物が飛ぶあの場面はリアリティーかなりのものでした。ナイスオン❗
ゴルフ⛳の場面は皆無です。
記憶にございませんのように、やさぐれジャーナリストがロストボールを追っかけたりしません。
以下、ラップです
ロングショット 🎵
ナイスショット 🎵
キミはひとりでミスショット🎵
飛ばし過ぎは若いショウコ🎵
大変失礼致しました🙏