「ある意味王道、でも進化系ラブコメ」ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味王道、でも進化系ラブコメ
合わないだろうという男女が出会い、ふとしたきっかけで親密になり、トラブルも起こりながらハッピーエンドを迎える。そんな基本構図からずれることのない、ある意味王道のラブコメ映画だった。
違うのは男女の描き方。才色兼備な国務長官と無職のジャーナリストという設定はとても現代的な気がした。国務長官という人魚レベルの出会えない女性と親密になっていく流れは見事の一言。意外とドギツい下ネタも登場し、さらに政治問題も絡めて深みも出しているとなればもう完璧すぎる。たくさん笑って、元気をもらえる最高の映画だった。
ただし、アメリカの政治、文化(プロムやドラッグ等)、エンタメ(音楽、映画、ドラマ)をある程度知らないと笑えないシーンも。意外とハードルは高めかも。
内容には関係ないが、試写会の鑑賞環境はなかなかひどかった。非常灯は消えないし音も小さい。劇場でもう一回観ないと。
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