劇場公開日 2019年3月8日

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「Oopsy!!!」シンプル・フェイバー KinAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0Oopsy!!!

2019年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ジンベースのマティーニをグイグイ飲んでやりたい。ウォッカの方が好きだけど。

テンション高め、サクサク観られる真正面からのマウント合戦サスペンスエンターテイメント。
予想外のポイント混ざりつつ、それを含めて期待通り。
してやられた!からのしてやられた!からのしてやられた!が気持ちいい。

色々な方向を疑ってしまうミスリードが上手。
結構あからさまな表現が多いけど、しつこくなくサラッとしている。
どんどん新たな事が判明し、何が真実なのか誰を信じていいのかわからなくなってくる。
タネ自体は、サスペンスやミステリーでやられると結構萎えてしまうものだけど、そこから数段階に展開してくれるのが良かった。終盤のバトルが楽しい。

ホラーに近い出来事があったり、いきなり有能な探偵バリに活動してみたり。
ひとつひとつ起きる事が面白い。
途中少しダレるけどちゃんと持ち直してくれるので一安心。
ちょくちょく挟まれる会話のワードが後から効いてくるのも面白かった。
明るく描かれているけど、状況を考えるとただひたすらに子供が可哀想だけど…。

ステファニーの「ザ・お人好し」な性格、周りから少し浮いてる感じが可愛い。
ケンケン響く高い声、軽やかに捲したてる口調がとても心地良くて好き。滑舌良くて羨ましい。
真っ直ぐでどこか少女っぽい彼女、抱える秘密は結構エゲツなくて笑う。
いやでもなんかそれもありかも。背徳上等。
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エミリーの圧倒的な美しさと色気とお洒落さ。全てを投げ打っても共にいたくなるというのもなんだか納得。
心の内の読めないミステリアスな彼女の達者なやり口に家族も友人も私も振り回される。
しかしそんなまやかしはいつまでも続くわけなく、結局愛と金に取り憑かれていたのはエミリーだったのかもしれない。

「あらま!」のフレーズがすごく好き。
高飛車な美人が酷い目に合うと嬉しくなっちゃってごめんなさい。

KinA