「初の試みが目を引く。壮絶な騙し合いの結末とは。」人狼ゲーム インフェルノ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
初の試みが目を引く。壮絶な騙し合いの結末とは。
【賛否両論チェック】
賛:シリーズ特有の先が読めない騙し合いの連続に、観ていてハラハラさせられること請け合い。テレビドラマとの連動やゲーム外の模様等、新しい試みにも注目。
否:そもそもの荒唐無稽感や、展開の強引さは、ツッコミ出すとキリがない。グロシーンも結構多め。
長く続いている「人狼ゲーム」シリーズ。今回もその頭脳戦の痛快さは健在です。様々な役割を名乗る村人側と、狂人を含めて息をひそめる人狼側、一晩でその形勢が逆転していく様に、観ていてハラハラさせられます。
ただ本作はあくまでもテレビドラマからの流れなので、やはりそちらを観ていないと魅力は半減してしまいそうです。そして今回は他にも、これまであまり描かれてこなかった警察の動きや、ゲームを動かす謎の男の存在が見え隠れし、物語をより引き立てています。
そもそもの無理がありすぎる設定や、かなり強引なストーリー展開には目をつむって、純粋に騙し合いを楽しみたい、そんな作品であることは間違いなさそうです。
コメントする