ベルリン・シンドロームのレビュー・感想・評価
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怖いけど映像が綺麗
クレア役を演じた女優テリーサパーマー可愛い。
そして監禁する男、アンディ役の異常性は怖い…
どちらもそのリアルさに極めた演技力は素晴らしかった。
こういった 女性を苦しめたりいたぶるシーン・作品は苦手だけど、最後の所は正直ホッとしました。
この映画のポイントは2つあって、1つは監禁された後、脱出できるかどうかハラハラドキドキするシーンがあることと、2つめは時々セリフのないシーンもあって、人間や景色・風景が映し出される映像や効果音はとても印象に残っています。
現実でも旅先で行方不明となったり、拉致、誘拐、監禁されたりするおぞましい事件も時々起こっています。
俺も旅行が趣味やし、気を付けようと改めて思わされた映画でした。
勿論、旅に出る男性や女性の皆さんも知らない人にはくれぐれもお気をつけてください。
でも本作を見て、ドイツといった欧州などへもっと行きたいと思うようになってしまったのは俺だけ?笑
人物の心理描写が私には難解で
主人公が何を狙って監禁後の日々を静かに過ごしていたのか、なぜ途中で犯人と寝たのか(いっときの迷いか懐柔かと思いきやそうでもないし…)、犯人はクレアをどうしたかったのか、途中で飽きて殺そうとしたのか、発狂でもさせてずっと一緒にいたかったのかが全然スッと入ってこず、結局エンドロールを迎えても何だったの…と肩透かしを食らったような気持ちに陥った。
心理描写が難解だっただけでなく、クレアとおブスな生徒ちゃんがどうやって助かったのかが映し出されず意味不明。う〜ん。
あと、尺が長いよ。てっきりオトーチャン、途中でクレアを助けに来てくれて息子に殺されるのかと思ったらフツーにお陀仏かよ。そして父親が逝去したら息子は悲しむだけで、変化も何もない。そんならオトーチャンのエピソードに割いた尺、全部省いちゃっても宜しくない?
クレアが綺麗で線が細くて監禁されたカモい旅行客役がハマってて良かったけど、人に薦めたい作品じゃなかった。
もう一押し
前半は好調だった。
ツカミはOKな感じ。
でも、中盤以降があまり変化がない。
境遇ではなく心情的に。
色々と空想のネタを提供してくれはするのだが…決定打に欠ける感じ。
鍵のかかった部屋とか、なんかもっとガツンとネタバラししてくれたらゾクッともするのだが…。
アルバムとリクライニングチェアー。
どおにも消化不良である。
物語的には半年以上の時間が流れてる風ではあり、ラストカットは脱出した女性の眼に映るドイツの街並み。
開放感のあるカットが続くものの…やはり、もう一工夫欲しかった。
ちょっとあまり見ない設定だっただけに、残念なのである…っ。
あまり馴染みのないドイツの風景は興味深かった。ロシア映画を観た時もそうだったけどその国の特色って街に現れるんだなあと感じたかな。
日本の都市部などは看板やネオンが目白押しだ。…日常のこの風景は異国からはどおいう風景に見えるのだろうか。
一睡もせず
鑑賞中に、よく居眠りしてしまうのですが…… この映画は全くなくて。 ジワジワ来る恐怖感と、意外なラスト(自分の予想とは違ったので)、解放された後の表情…… それほどグロいシーンもないけど、静かな恐ろしさも感じられて。 凄く面白かったです。 満足。
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