15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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どんぱちは期待しないように。
イーストウッド的なアメリカいちばん、だけど良作でした。こういう人達の信念と行動があるから平和があるのかも…決してまねは出来ないけど。
映画人生ながいイーストウッドはさすがにつくり方がうまい、と思う。静かな話をたんたんと、それだけでなく時間軸の使い方もさすが。
良作、って感じです。
ノンフィクションの現実
じわじわ
その時行動出来るか。
クリント・イーストウッド監督が実際に起こった事件を元に登場人物も本人達を起用し描いた映画だがただのヒーロー物としては描いていない。
何故彼らはその時その場所にいたのか、そして彼らを行動に動かした原動力は何かを彼らの過去から描いたドキュメンタリーと言っても過言ではない。
この映画(映画と言っていいのだろう)は賛否両論あると思う。
何故この映画をイーストウッドは撮らなければならなかったのかと問いたい。
日本人には理解出来ないキリスト教の教えが彼らの根底にある。
その瞬間に僕達は行動出来るのだろうか。
多くの人は怯え逃げ惑うしかないだろう。
銃を目の前に立ち向かう彼等。
『GO Spencer!』の声に脳より体が反応している。
最後のシーンは緊迫感溢れる映像が続きました。
娯楽作品の多いハリウッド映画にあってドキュメンタリー的にこの映画を作った事は評価したい。
穿った見方をするならば軍賛美的な要素も感じられる。
ただ彼等は軍のエリートでも無い。
多分その辺にいるたくさんの若者と一緒なのだろう。
この事件を機に彼らはどう変わったのか。
聞いて見たいものだ。
イーストウッド監督作品にしてはストレート
やっぱり好きだわ
これこそドキュメンタリー。
3人の若者が恐怖に怯えずに勇敢に行動した
日常に突如舞い込む恐怖
『ハドソン川の奇跡』のイーストウッド監督(87歳ですって!)の実話を元にした作品。驚くべきはやはり、犯人を取り押さえた本人たちが「再現」していることである。もはやドキュメンタリーとも言えるような斬新でリアリティに溢れた稀有な映画体験であった。
事件については、長々とは語らず、その瞬間に起こった事が淡々と映像に乗せて流れる。車内の緊張感は凄まじいものだったのにも関わらず(私はスクリーンの前で思わず体に力が入ってしまったが)彼らは至って冷静だった。
彼らは、ごく普通の若者で、ごく普通にヨーロッパ旅行を楽しんでいたのである。ローマ、ヴェネツィア、アムステルダムと...セルフィーにビールにワインにクラブ、そして2日酔い。とてもありがちではないか。そんな日常に、黒雲は突如として舞い込んでくるものなのだ。それは我々とて、全く他人事ではないのではなかろうか。我々が呑気に暮らすこの日常に、突然、ソレはやってくるのだ。
実話(もはやこれは再現だが)で我々は、自らに問いかける。自分ならどう行動するだろうかと。少なくとも私は、彼らのような勇気ある行動はできないだろう、勇気の影に隠れてべそをかいているかも知れない。彼らの勇気と冷静さは、どこから生まれるのだろう...
これが「実際に起きた」という事実を知るだけで、大なり小なり我々に影響を与える、素晴らしい作品だ。
何故その行動を取ったのか、が分かりやすい
思ってたのと違ったけど、最後なぜか涙が止まらなかった。何で泣いてる...
普通の若者たちの話
ヨーロッパに行くなら
実験的
賛否両論あるのも納得。
イーストウッドがテロを撮る、ですからね。宣伝文句。
ある意味ミスリードに見える宣伝に惑わされて拍子抜けするのも分かりますよ。
でもね、やっぱり巨匠の演出力は神ですよ。素人3人にあれだけの演技させるんですから。当事者をキャスティングするなんて普通では考えつかないない事をサラッとこなして、さらにあの語り口のキレ味。90分台ですよ。編集まで神。
しかも作品テーマにはしっかりとテロリズムも内包しているので、決して宣伝詐欺ではない。
他者の為の自己犠牲や正しい行動こそ最も崇高なのだ、というキリスト教的思想を孕んだ作品が近頃やけに散見されるが、今作は実話でありキャストも当事者なのでメッセージの重さが違う。
これは傑作ですよ。
高いリアリティラインこだわったせいで、劇映画的快楽に欠けるのは否めないのでその分減点だが、巨匠の飽くなきチャレンジングスピリットには脱帽。
まだまだ観たい、イーストウッド監督作。
Cイーストウッドだものね
本人が本人役
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