15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
全314件中、201~220件目を表示
本物の是非。
アムステルダム発パリ行きの列車内で起こったテロ事件。テロそのものを未然に防いだ3人の若者の話。それを実際にその若者をキャスティングして映画化。パワフルな映画を撮り続けているクリント・イーストウッドならではである。
3人の小学生時代から語り起こすのは、やはりアプローチの仕方としては間違っていたのではないかと思う。
この3人を含む4人の人がフランス政府に表彰されているのだが、この4人の著書が原作となっている。
クリント・イーストウッドはこの行動すべきときに行動した人々を称える意味で映画にしたのだろう。そこに映画的おもしろさを盛り込む必要を感じなかったのかもしれない。
で、そこが、やはり僕には不満の残る点である。
列車内のシーンは緊迫感溢れるもので、その顛末にはグッときた。ここだけふくらませても十分映画になったと思う。
クリント・イーストウッドのあえての選択に異議ありではあるが、さすがとも思う。
字幕でも伝わる素人感
俳優さん本人なんだ〜と事前に知ってしまっていたからなのか、自分は英語喋れないけどそれでもやっぱりなんか大根役者感をひしひしと感じてしまった。やっぱり本業の俳優さんは凄いんだな。
俳優さんから一般人感が出てるからなのかわざとなのか知らんけども映像もチープな感じがして、特に序盤はなんか自主制作映画を見ているような感覚。
ただ列車のテロのシーンは緊迫感があってドキドキした。実際に事件が起きたらそこにいるのは一般人な訳で、そう考えると勇敢なんだなと思った。
淡々と
この投稿(自分の備忘録用)に下書き保存したはずが、見当たらずに萎えた状態で再トライ。
さて、この作品、全体的に淡々と進む映画でした。
事実は小説より奇なりと言うけれど、小説にするにはそれなりの伏線や誇張が必要だったりするのだなと実感。
あくまで事実に忠実に、という視点で作られた映画だったのかもしれないけれど、この脚本でよく映画化が実現したなーと思ったのも事実。(制作側の採算という意味で)
いざという時に適切な行動がとれる人になりたいけれど、
私には無理かなと思ったのもこれまた事実。
個人的にツボだったのは、ドイツで自転車こいで市内観光してる時のシーン。ヒトラーが自殺した場所。
主人公たち(アメリカ人)が教わった歴史と違っていて、それを案内人に言ったところ、「アメリカがいつも正しいとは限らない」(うろ覚え)というような反論をされ主人公が言葉を失ったシーン。
それ言っちゃうとこがイーストウッド的だと思った。
そしてその後、その案内人(おそらくボランティア)が、
Springtime for Hitlerって歌を口ずさむのだけど、
その歌、私の大好きなミュージカル映画〝The Producers〟の曲ですよね?
気のせいかなと流したけど、エンドロールで出てきてにやり。
と、しょうもないレビューになりました。
昨日、下書き保存したやつは自分的にはもっとマシだったことを付け加えておきます。
事件当事者が好演だけど・・・
以前THALYSタリスを利用したことがあるので観ました。
実際に事件に遭遇した当事者が出演、それも素人とはとても思えないくらいの完璧な演技、というか再現に驚きです。
このことを知らないで見ていたら俳優が演技していると思ってしまうでしょう。
もしかしたらこのような作り方がこれからの実話映画の潮流になるかもしれない、そんな気もしました。
ただ監督のクリント・イーストウッドの言いたいこと、アメリカの良心とか正義とか、そういうのは理解できるけど少し直截的すぎて映画に深みが欠ける気がしました。
「アメリカン・スナイパー」でも同様の感覚を覚えました。
晩節は汚して欲しくないです。
事件現場になったタリスはアルストム社製のはずだけど、空撮でちょろっとジーメンス社製のタリスが映ったのはご愛嬌でしょう。
アクションではない
なんとなく色んなことが彼らをあの出来事に導いて、彼らは自分達ができる精一杯のことをして結果的にヒーローになった。普通の人ひとりひとりの中にヒーローはいるんだよ、というアメリカ人らしい考え方がよく現れている映画だなと思いました。
旅先でのはしゃぎっぷりも、いかにもアメリカ人の若い旅行者という感じで、アメリカ人らしさを堪能しました。
スリリングなアクションを求めて観るとがっかりするかもしれませんが、わたしは好きです。
自撮り棒
地味と聞いていましたが本当に地味でした。観光シーンで自撮り棒でセルフィしまくったりすぐにSNSに投稿したり、そういう細かい描写がリアルで共感しましたがそれだけの映画です。まあ悪い映画ではないですが、、、
これは究極のノンフィクションを求めた結果なんだろうか…? 90分程...
これは究極のノンフィクションを求めた結果なんだろうか…?
90分程度の長さでこんなに欠伸が出るとは思わなかった。
とにかく冗長
ハリーキャラハンの言葉を借りれば
「クソがスーツ着てるだけにしかみえませんけどね」
2018-25
事実らしく、大袈裟にしてないところに好感。
ドラマティックにしたり、話を盛ったりできると思うし、多少してるかもしれんけど、
それでも、テロリストとの格闘シーンは少なく、めちゃめちゃ苦戦したわけでもない。
それは、そのシーンがこの映画の肝ではないからだと思う。
だからリアルだし、ラストのフランス大統領からの表彰シーンがより一層心に染みた。
戦争で人を助けたい、という言葉はなんだか矛盾に感じてしまうけど、アメリカらしいし、イーストウッドらしい。
あ、わたしもパリよりアムステルダムが好きだな、わかる笑
映画作りの根底を変えるという試み
最近は実録物が多いクリント・イーストウッド監督作品。その究極の形を作ってしまったと言える本作。主役の3人をはじめとして、事件の当事者が演じているという、余計な脚色や演技指導なく作られた作品は、非常にリアリティが...っていうか、ホンモノじゃん!でもこの部分は明かさない方が、あっ!となって良かったのでは?ま、監督自身のインタビューでもオフィシャルサイトでもバラしてるから...。
事件当時の部分がやたら短く、前置きと思っていた主人公3人の過去が冗長だなー、と思っていたら、かなりの量の伏線があって、意味あるものと知り納得。事件そのものよりも、それに至る運命を描いていたのですね。さすがイーストウッド監督!と思える作品でした。
主人公達の勇気に感動‼
常人にはなかなか出来ない勇気と、これまで学んだことが全てこの事件に繋がるという、まさに運命を感じました。
主人公3人が本人出演なので、新鮮な感覚で観ることが出来ました‼
祈りから祈りへ
キリスト教系の小学校へ通う主人公が少年時代から毎晩祈り続けた「フランシスコの平和の祈り」。
そして事件後、主人公が車椅子に座って心の中で同じように祈る。全てが神のご計画の中にあって、祈りが聞き届けられた感動。
こうして映画にまでなって、世界中に伝えられる事にまでなるとは不思議。奇跡とはこのことか。
主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください。
憎しみのある所に、愛を置かせてください。
侮辱のある所に、許しを置かせてください。
分裂のある所に、和合を置かせてください。
誤りのある所に、真実を置かせてください。
疑いのある所に、信頼を置かせてください。
絶望のある所に、希望を置かせてください。
闇のある所に、あなたの光を置かせてください。
悲しみのある所に、喜びを置かせてください。
主よ、慰められるよりも慰め、理解されるより理解し、愛されるよりも愛することを求めさせてください。
なぜならば、与えることで人は受け取り、忘れられることで人は見出し、許すことで人は許され、死ぬことで人は永遠の命に復活するからです。
思っていたよりも楽しめた
テロリストとの戦闘はオマケです。それを受け入れられるかどうかで評価が分かれる作品だと思う。自分の場合は、鑑賞前にレビューで知っていたのですんなり受け入れることができた。
ただ、男性3人の友情物語から始まり、テロ事件に巻き込まれるまでの過程がちょっと強引すぎるかな。テロはいつ何時巻き込まれるかわからないので、そのほうが正しいのかもしれないけれども。
観て損はしないけど、決定打もない作品だと思う。
アメリカらしい映画
映画的にはとても面白い、最初の前振りも終わりにしっかり繋がりとてもスッキリし、感動しました。
もっとハラハラする感じの映画かと思っていたが全然違くて結構楽しめました。
とってもアメリカらしい映画だなと思いました。やはりクリントイーストウッドは戦争至上主義なのかなとも感じました。
また主役の三人もとても新鮮でいい感じでした。
全314件中、201~220件目を表示