劇場公開日 2018年3月1日

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15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価

全329件中、201~220件目を表示

4.0咄嗟の行動に人生がある

2018年3月12日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

 走る列車の中でテロリストを退治するだけで映画ができるのかなという疑問があった。以前にも似たような疑問を抱いた映画がある。メル・ギブソン監督の「ハクソー・リッジ」である。
 しかし心配は杞憂に終わった。いずれの作品もハイライトのシーンに至るまでの主人公の人生が一定のベクトルで描かれているので、クライマックスに説得力がある。
 本作では主人公が3人いるので、それぞれの人生を描くと同時に、互いの関わり合いも描かなければならないが、イーストウッド監督はその辺りが実にうまい。

 人間が極限状況に置かれたとき、咄嗟にどういう行動をするのか。それはそれまでのその人の人生が大きく影響する。人間の行動はニュートン力学における運動と同じで、方向と速さとエネルギーがある。ひとつの行動は次の行動に影響する。どんな行動を選択するかによって次の行動の方向性が決まってくるのだ。何かが起きたときに人を助ける行動をするためには、日頃から人を助ける方向性の行動を連続する人生を歩んでいなければならない。咄嗟の行動にはその人の人生があるのだ。
 本作は実話で、本人が自分の役を演じているとのことである。咄嗟に身を挺して人を救う行動は英雄的であるが、褒めたたえるべきはその行動をもたらしたそれまでの人生であり、生き方であり、行動の数々である。イーストウッドらしいスケールの大きな世界観で、作品としても格調の高い映画になった。

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耶馬英彦

4.0背景を知ると面白い

2018年3月11日
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「主演の3人は、実際にタリス銃乱射事件に巻き込まれた3人を本人役として起用している。」そうだ。演技力は俳優と言われても、全く遜色ない。
社会に馴染めず、自分を思う通りに表現出来なかった彼らが、偶然居合わせた事件で、自分の運命の歯車を噛み合わせる。
誰でも彼らのようで有り得るけど、ただそういう場面になった時に彼らのように行動出来るか、となると、まず無理だろう。
最後の場面は、フィルムのテイストが変わったのかと思ったが、実際の映像だったようだ。
これを映画にした、イーストウッドはやっぱり凄い人だと思う。

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atucy

2.0判断が難しい

2018年3月11日
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前半が少々退屈でした。
この登場人物(女性)は何のため出てきたのだろう?と考えてしまったり。

列車内でテロリストを取り押さえる場面で、ようやく映画らしくなった!

映画としては、前半はマイナス点、後半プラス点でなんとかトントンになった感じでしょうか。

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doriparo

3.587歳にして実験作⁉️

2018年3月11日
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鑑賞方法:映画館、DVD/BD

イーストウッド監督は「アメリカンスナイパー」「ハドソン川の奇跡」とどんどんノンフィクションにシフトしているように見えるが、今回は実際に事件に遭遇した人々を起用してしまった。何ということだろう? それも意外に違和感はなかったのである。また、自分はテロ事件の顛末を見るためにこの作品を観に来たのだが、テロのシーンは全体から見ればほんの少しだけだった。それよりも何だか青春映画を観ているような感じだった。監督はテロよりもどういう人間が、なぜ事件に関わったのかに興味があるようで、彼らの子ども時代から描いてみせる。落ちこぼれで、先生からはADHDだから薬を飲ませた方がいいとまで言われるような子どもたち。軍人といってもバリバリの軍人ではなく、あまり要領がよくない軍人。そんな彼らだが、人の役に立ちたいという思いがあった。だから、その時もどんなに多くの犠牲者が出たかもしれないその時も、そんな行動がとれたのだ。そして、監督は彼らを決して色眼鏡で見ることなく、正面から描いてみせる。淡々とただ事実だけをカメラで追ってゆく。決して英雄的ではない彼らが実際に多くの人々を救ったというその姿を描いてみせる。「事実は小説より奇なり」というけれど、本当にそうだなぁと思う。

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瑞

4.0よかった、

2018年3月11日
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単なるサスペンス映画なら、本人を起用する必要はない、何故、本人たちを起用したのか?

それは最後の仏大統領による演説に説得力を持たせるため。
大統領が勲章を授与し、勇気をたたえ感謝する場面に映り込む彼らの姿を見せる以上、本物を起用するしか無い。
オランド大統領の称える、様々な国籍と人種の協力と勇気はアメリカ第一を掲げるトランプ大統領への痛烈な批判になっている。
これは、イーストウッドから、トランプ大統領に向けたダメ出し映画なのだ。

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カンタベリー

4.0考えさせられました。

2018年3月11日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

‪いやー面白かった。‬
‪実際の本人達が演じてるそうですが俳優じゃないのになぜ皆あんなに絵になるのだろう...
‪しかしやはりあの状況で誰しもが行動出来るかというと、自分には到底無理だと思います。
‪でも闘えないにしても、応急処置なり何なり、役立つ知識は普段から身に付けておきたいと思わせられました。‬

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きゃらぷり

4.0宗教や信仰との健全な距離感

2018年3月11日
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宗教や信仰というものは、あくまでも個人的なものであってこそ健全なものだということがよく分かりました。
それぞれの信ずる神の声をどう自分の中で咀嚼し、生きていく支えとするか、或いは自分の良心のあり方の規範とするのか?
道端のお地蔵さんが見ているような気がして、ゴミのポイ捨てを思い留まる。これだってひとつの立派な信仰の形だと思います。

その形がどんなに人と違っても、個人の自由ですが、それを他人や社会(集団)にまで求めるととても厄介なことになる。
自分の信ずる神でなければ邪教であり、改宗できないのなら殺すことさえ許されると考えるテロリスト。アメリカの大使館移転話のように政治的利用さえまかり通る。
個人にとどまらず、集団化した、或いは同調圧力のかかった信仰というのは、不健全な気がしてなりません。

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グレシャムの法則

3.015時17分、テロ地獄行き!

2018年3月10日
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鑑賞方法:映画館

悪ガキの子供達を立派に育てた親に感銘を受けるとともに、勇気を持ってテロを防いだ3人+1人に拍手!

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けん

4.5良い、すごく。

2018年3月10日
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アメリカ、カリフォルニアのサクラメント。

へなちょこ?へんてこ?どこにでもいるミリタリーオタクの卵のような少年。

そんな幼少期を過ごした青年が、バリ行きの列車でまさにそこにあるテロを止める。

誰も予測できない偶然にも助けられ、でも止める。向こう傷の痛みを突き抜けて果敢に止める。

誰のせいかはわからない。でも、世界にはびこるテロというものを、一人の青年が止めたという事実は厳然としてある。

何故そんなことができたのか。イーストウッドは彼の生きてきた全てがその一瞬の勇気ある行為のためにあったといいたいのだと思う。

へなちょこな少年の眠る前に欠かさなかった誓いのような祈り。

その純真な無垢な祈りが勇気の源泉だったのか。

素晴らしい映画。

日本のへなちょこに勇気を、勇気の源を教えてくれる。

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エク

4.5悪童3人組の青春ムービー

2018年3月10日
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鑑賞方法:映画館

怖い

泣ける

映画的ノンフィクションとでも言いましょうか、既存のノンフィクション系ともドキュメンタリー映画とも違う、不思議な空間と時間にフワフワしながら、気がつくと涙垂れ流しのエンディングへ。
実話ベースを近年撮り続けている上に、手法を変えてくるイーストウッド監督に完敗であり、乾杯です。

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lynx09b

3.0英雄がエリートとは限らない、と。最後までみて途中のやや冗長とも思え...

2018年3月10日
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鑑賞方法:映画館

英雄がエリートとは限らない、と。最後までみて途中のやや冗長とも思えた観光シーンがあれでいいんだと納得。本人、つまりは素人。演出したほうもすごいけど、三人ともすごいな。

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ghostdog_tbs

5.0ラスト10分とりはだ

2018年3月10日
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94分とは思えない。たった数分のラストにかける前置き?と言っていいのかわからないけど、それがとてもいい。素人とは思えない自然な感じもまたいい。

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ゾイ

4.5普段とかでも、あと一歩の勇気ってなかなか出ない。テロという恐怖の中...

2018年3月10日
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鑑賞方法:映画館

普段とかでも、あと一歩の勇気ってなかなか出ない。テロという恐怖の中、身体を張って勇気を振り絞ったのが、本当にすごい。人間として、どんな状況でも相手を思いやる気持ちとか、仲間を信頼するってすごく大事だけどみんながそれをできるわけじゃない。この映画をきっかけに何かに一歩踏み出す勇気をもらった気がします。

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ユウキ

3.5旅行気分

2018年3月9日
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この映画は、主人公のこれまでの人生を描いたパート、事件が起こるまでの旅行の様子を描いたパート、そして事件が起こるパートの3つに分けることが出来ると思います。
最初と最後のパートはさすがの演出力で、特にテロの場面はこちらにも緊張や痛みが伝わる程でした。
この映画の変なトコロは中盤の旅行のパート。それなりの時間をかけてちょっと冴えない男旅を見せられます。
段々、何なんだ?!と思うようになってきて、見ているこっちもなんだかまったりした気分に。
ですがこれが効果的面で、このパートを挟むことで本当にテロが突然起こった、いつ自分にも降りかかるか分からない、という感覚が引き立っています。

いざという時に動けないと意味は無いし、自分にはできるかどうか分からない。

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なか

4.0なぜ彼は即座に動けたのかを知る

2018年3月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

主演の三人が役者ではなくて当人だったことを知って物凄く驚いた。スペンサーの様々な葛藤をじっくり描いた後に迷いなく命がけでテロリストに向かっていく姿にぐっときた。

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ツネ

4.0なぜか号泣

2018年3月9日
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中学、高校と問題ばかり起こした、只今アメリカ留学中の息子の事を思い出し、エンドロール開始とともに号泣。

じわじわくる映画でした

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みかぽん

3.5なかなかの

2018年3月9日
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ラスト15分💮

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uco

3.5本物の是非。

2018年3月9日
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鑑賞方法:映画館

知的

アムステルダム発パリ行きの列車内で起こったテロ事件。テロそのものを未然に防いだ3人の若者の話。それを実際にその若者をキャスティングして映画化。パワフルな映画を撮り続けているクリント・イーストウッドならではである。

3人の小学生時代から語り起こすのは、やはりアプローチの仕方としては間違っていたのではないかと思う。
この3人を含む4人の人がフランス政府に表彰されているのだが、この4人の著書が原作となっている。

クリント・イーストウッドはこの行動すべきときに行動した人々を称える意味で映画にしたのだろう。そこに映画的おもしろさを盛り込む必要を感じなかったのかもしれない。
で、そこが、やはり僕には不満の残る点である。
列車内のシーンは緊迫感溢れるもので、その顛末にはグッときた。ここだけふくらませても十分映画になったと思う。

クリント・イーストウッドのあえての選択に異議ありではあるが、さすがとも思う。

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mg599

3.5字幕でも伝わる素人感

2018年3月9日
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鑑賞方法:映画館

俳優さん本人なんだ〜と事前に知ってしまっていたからなのか、自分は英語喋れないけどそれでもやっぱりなんか大根役者感をひしひしと感じてしまった。やっぱり本業の俳優さんは凄いんだな。
俳優さんから一般人感が出てるからなのかわざとなのか知らんけども映像もチープな感じがして、特に序盤はなんか自主制作映画を見ているような感覚。
ただ列車のテロのシーンは緊迫感があってドキドキした。実際に事件が起きたらそこにいるのは一般人な訳で、そう考えると勇敢なんだなと思った。

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MA37

3.5魂が震えた。

2018年3月8日
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長い長い前振りと、心の動きが普通の若者を英雄にする。ラスト20分魂が震えました、見てよかった!
異様なまでのリアリティと緊張感まさに、イーストウッドが描く“本物”でした。

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ハワイアン映画道の弟子
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