「ハリウッドのゴジラ怪獣映画の究極形も、世界公開を意識した制作と内容に残る不満」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Gustavさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドのゴジラ怪獣映画の究極形も、世界公開を意識した制作と内容に残る不満
ゴジラにモスラ、ラドン、そしてキングギドラが登場する怪獣映画の理想形に期待したが、良くも悪くも派手なハリウッド映画に転化したゴジラ映画。特殊撮影の圧倒的迫力は素晴らしい。ラドンとキングギドラは想像以上の造形と存在感があったが、モスラの扱いと造形に不満が残る。それと中国資本の影響か、南洋発祥のモスラが何故か中国に変更され、チャン・ツィイーが出演している。日本からは渡辺謙が古生物学者でゴジラ第一作へのリスペクトの役柄を務めるも、必然性が弱い。日本のゴジラとは言え、あくまでアメリカによるリブート作品なのだから、その想いからケチをつけるのは大人気ないのを充分承知するが、単純に楽しめなかったのも事実。
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