「日本製とは別物として考えるしかない…」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ S25-Y19さんの映画レビュー(感想・評価)
日本製とは別物として考えるしかない…
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迫力と怪物の描写としては良かったと思うけど、昔からゴジラを見てきた人間としては全くの別物として考えざるを得ない作品
まず設定が全くと言っていいほど違いすぎる。
本来日本の守り神であるはずのモスラが中国産だし、めちゃくちゃ人間に攻撃するし、チャン・ツィーが双子だったことからコスモスを連想させたがそこに触れることが全くなかった。しかも最終的にはお尻から針出しちゃってるし…蛾じゃなくて蜂になっちゃってる…
オキシジェンデストロイヤーの使い方もイマイチ…
オキシジェンデストロイヤーは芹沢博士が初代ゴジラを倒すために開発した最終兵器だったのに、今作では捨て駒みたいな扱いをされていた。
ゴジラとギドラの最終決戦では、ゴジラがメルトダウンを起こしかけてるという設定。ゴジラvsデストロイヤーを彷彿とさせる設定で、最後にはバーニングゴジラまで登場する始末。
日本作では、デストロイヤーとの戦いの後メルトダウンを起こして、ゴジラが溶けて消滅するシーンが凄く綺麗に表現されて、その時代のゴジラの終焉を描いていたのに、今作ではただのチート怪物と化してギドラを一蹴した挙句大爆発を起こした。しかも爆発したはずのゴジラがなぜかまだ生きてて、ギドラの生首を振り回す始末。
ゴジラが怪獣の王として君臨する様が描かれていたけど、そもそもゴジラは人間が作り上げた怪物で、本来神として称えられるものではないはず。
ゴジラ作品は昔から大好きでたくさん見てきたけど、最近の作品はただのバケモノ映画と化してるのが非常に腹立たしい。
もう見ることはないだろうな…
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