劇場公開日 2019年5月31日

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「ハリウッドの良いところと悪いところ」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 骨はどこまでいっても骨さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5ハリウッドの良いところと悪いところ

2019年6月6日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

寝られる

が両方とも出てたけど、個人的に悪い方が目立ち過ぎたと思う。
さすがに資金が潤沢なだけあって、映像作りは日本では到底できないレベルに達していた。
日本が作り続けた怪獣プロレスを上手くハリウッド流に昇華できていたのではと思う。
でも正直戦闘シーンにメリハリが無く構図も大体同じで、最後の方は少し飽きてしまった。
どなたかが仰っていた、劇場で観ることのメリットをもう少し生かした構図、演出づくりがあってもよかったのでは思う。

あと悪いところ、ここが一番映画に乗れなかった部分なんだけど脚本。
オカンの薄く陳腐な行動原理に、ブレッブレな言動が気になりすぎて、全てが茶番に見え始めた頃(映画の“承”の部分)から 映画そのものの関心がかなり薄れてしまった。
怪獣映画にストーリーは要らないという意見もごもっともで、私もその点は期待せずに見始めたけどそれでも酷すぎた。
ストーリーが二の次なら、あのハリウッド特有の臭い家族愛なんて見せなくてもいいし、オカンもあのまま悪の道に突っ走ってりゃ良かったんだよ…。

それにやっぱりこの映画は ユニバース形式を採用してるので、脚本にはこだわった方がよかったんじゃないかと思う。
その点マーベルスタジオは上手いと思う。まぁ原作があるから当然と言えば当然かもしれないが。

骨はどこまでいっても骨