「悪くは無いのだけれど」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 泰さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くは無いのだけれど
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公開3日目に鑑賞。
感想としてはタイトル通り「悪くは無いのだけれど」です。
素晴らしい怪獣達のデザインと映像、伊福部昭の歴代ゴジラ作品メロディの多様など、見ていて「おぉ!」となるシーンは多々あるのですが「それ以外」の見所が実に弱いです。
それはつまり「怪獣達がスクリーンで大暴れするのこそがゴジラだ(それ以外は特に求めていない)」というタイプの鑑賞者にとっては満足かと思うのですが、私のような「ゴジラ故のこだわり、設定や展開、作り込みを楽しみたい」というタイプには少し物足りなかったです。
今作品含むモンスターバースは「シリーズ各作品が繋がりを持っている」というのも楽しみの1つだと思うので、設定面はもう少し錬っても良いんじゃないかと思います。
また他の方のレビューを見ていると「リスペクトに満ち溢れている」という褒め方をされているのをよく見かけますが、私が思うには良く言えばわかり易いリスペクト、悪く言えば上っ面だけのリスペクトが多いな、と思いました。
(多分ですがこの意味がわかる方はシンゴジラで庵野監督の特撮オタクっぷりに感心した方だと思います笑)
などとイマイチな部分を多く上げてしまいましたが、世界最先端の技術で素晴らしい映像を見せてくれた事には感謝しています。
人に聞かれたら「良かったよー見てきなよ」と言える出来栄えです。
この調子でモンスターバースがどんどん新作を作ってくれる事を祈りたいと思います。
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