「それでもやはり」億男 ごうさんさんの映画レビュー(感想・評価)
それでもやはり
「僕は、お金を使える人になりたい。お金に使われるのではなく。」
「お金の正体に近づけば近づくほど、本当に大切なものを失っていく。」
劇中の様々な億男たちのセリフに色々と考えさせられます。自分の人生を振り返ったり、これから先のことを想像してみたりして。
それでもやっぱり最後には、言ってしまうよ。
「お金が欲しいなぁ」と。程々が一番とか言えないなぁ。
ただ作品自体は、ライトノベルのような薄い印象を受けます。ベースが落語の「芝浜」であることは、最初の方で分かってしまうので、オチも読めてしまいます。
お後がよろしいようで、というほどの大団円ではなく、読み手の解釈次第という遊びを残しているあたりは良いと思うけど。
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