響 HIBIKIのレビュー・感想・評価
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若者にも大人にも響くものがある
原作も好きで観に行きました。
映画は映画で好きになりました。
響の、率直な物言いが好きです。彼女なりの芯の通った考えや行動、彼女なりに大事なものを守りたいという思い。そして少し変わっているかもしれないけれど、15歳の無邪気さもある、そういうところを、平手友梨奈ちゃんが絶妙に表現しているなと思いました。目力も、声も、すごく雰囲気があって素敵でした。響だった。
思いを貫くって難しいですよね。
響は時に強引な行動に出て自分を貫きます。
でも、例えばふみは、響の小説をどうしても世に出したい、と色々な人と渡り合って奮闘します。
人それぞれ方法は違っても、この作品に出てくる人々は、思いを貫きたくて、自分が大切に思っているものを守りたくてそれぞれの方法で一生懸命戦っています。
だから、響の気持ちが通じるのだと思います。
そう感じたので涙が出てしまいました。
生きていく中で迷ったり、分からなくなったりしたら、何度でも観返して気持ちを確かめたい
と思った作品でした。
最後の歌も素敵でした。
おすすめ!!
腑抜けた大人達にこそ見て欲しい
腑抜けた大人達にこそ見て欲しい作品
忖度だらけのこの世の中、必要のない情報が嘘か本当かも分からないまま拡散されて行くこの時代に響みたいな子は変わってるしおかしいのかもしれない
けれど大人になったら言いたくても言えないこと、響が代弁してくれている気がしました
それを素直に出すかどうかは別として誰でも心の中にミニ響がいる時ってあるんじゃないかな
逆に若い人達はこの映画から何を感じたのかが気になります
監督や平手さんも言っていましたが見る人によって評価が分かれるし感じ方が違うと思います
もう一度見たくなる作品でした
アイドル映画かと思って行ったけど、普通にというかかなり面白かった!...
アイドル映画かと思って行ったけど、普通にというかかなり面白かった!邦画エンタメ映画の水準をこのくらいに、というのもすごいわかる。
爽快で面白い
まずストーリーが面白い
平手さん、北川さん、アヤカさんの女性3人の演技が凄く自然で見ていて疲れない。ベテランの俳優陣も実にうまい。
そして小栗さんの圧巻の演技はさすがですね。
天才女子高校生の誰にも媚びない堂々とした行動(過激な?)に
つまらない常識やこだわりにとらわれたり、ただ保身だけに走る大人たちを痛快に論破し叩きのめす。また人生に疲れ果てた大人にやさしく手を差し伸べたりと
若者からお年寄りまで楽しめる丁寧に作られた映画です。
ただのアイドル主演映画ではない。
売れているアイドルを起用した話題作り映画だろうと、最初はたかを括っていたら見事にヤラレました。
元々、欅坂46のファンではあるけれど、どこか一線引いて「またまた〜」なんて怪訝な気持ちでしたが、原作を読んでみて一転。
コレは、欅坂46で圧倒的なダンスパフォーマンスを披露する平手友梨奈以外に適任がいるだろうか、いや、いないだろうといった気持ちになりました。年齢的にもジャストだし、醸し出される雰囲気も◎
10代という世間知らずの女子高生が活躍する映画と一言では片付けることが出来ない、原作の世界観を忠実に再現した傑作でした。欲を言えば、連ドラで丁寧に見たかったです。
鳥肌が止まらなかった
主人公のぶっ飛んでるぐらいの頑固、自分を貫く姿勢と表情は平手友梨奈そのものでした!!
素直っていうのかな。あれ、、
「誰になんと言われようと自分は自分」って言われた気がした。響が蹴りを入れた瞬間、鳥肌が立った!
爽快感すら感じられる彼女の態度は作中でも言われてるようにもはや恐怖。
「天才」をもろに体現した感じだったけど、凄くカッコイイし、尊敬できる
実のらない作家役を見事に演じた小栗旬も凄かった
とりあえず、1冊、なんか小説買って帰ろうかな
気になっていた事。
原作を読んでいたので最初のはやい展開や文芸部との出会いが短くまとめられていたのがやっぱり残念。それからゴスロリを着る経緯が原作と違ったのも…それ以外は正直文句が無い。小栗旬をずっとひっぱって最後のあの展開は中々痺れたし北川さんのオーバーだけど良い演技や柳楽くんとのやり取りも面白かった。
色々な人物が響に出会って変わる覚悟や響の実力や自分の才能を自覚していく様はどの層にも響くと思う。響が次になにをするのかワクワクしてた。出来れば続きがみたい。ドラマ等で一人一人の登場人物を丁寧に描いてほしい
響
響を鑑賞。特に盛り上がりはなく淡々とした映画ではあったが、だからこそもう一回観たいなと思えた作品。主演の平手友梨奈は響をよく表現できていて、クールな面だけではなく、時々醸し出す可愛らしい笑顔や言葉に思わず笑みがこぼれた。他のキャストとの絡みも楽しめたが、編集者の花井役の北川景子が、漫画のようにもう少しコミカルに逞しく演じてくれた方が、2人のやりとりをもう少し楽しめたかも。柳楽さんの演技は流石。漫画ではいろんなキャストが響に蹴られたりした後に、何気に仲良くなってく関係が心地よかったので、そういう部分ももう少し入れてほしかった。全体にもう少し危ないやつだけど、なんか憎めないみたいな楽しさがあれば、盛り上がりがなくてもジワジワと楽しめたかも。とはいえ、観た後で満足して印象に残る映画だった。まだまだ面白いストーリーがあるので、是非続編も観てみたい。
評価が分かれる作品
天才を描いた作品ではない。
自分とは何か、何をしたいか、自分に問い、相手に問う、生き方を表現している。
賞を取らせるために天才にしただけ。
まぁ、好き、嫌いがハッキリする作品。
時間は感じなかった、もう少しいろいろ描いて欲しいし、観ていたかった。
個人的には響、テチで良かった。
物語が秀逸
原作を3巻まで読んで鑑賞。クラスメイトが一人省かれていた、その為か途中からクラスメイトたちはほとんどフェイドアウトしてしまった、漫画の絵はとても上手いとは言えないものだが、扱うテーマが秀逸でストーリーだけで持たせるものだけに映画になると美男美女たちが演じビジュアル的には良くなった。尺の関係で完結までは行き着かなかったようだが、それでもある程度満足できた。映画はだらしない大人に向けたアンチテーゼのような作品だが、一日中本を読んで社会との繋がりがなければこうなるだろうという主人公の家庭環境はどうなっているのだろうかと気になった。原作どおりに絵の方はアニメーターに任せたTVアニメでじっくり見てみたい作品であった。
生き方を考えさせられる
観終わった後、良い意味でも悪い意味でも
重苦しかった。うまくいえないけど。
「響」の価値観・行動は衝撃的で、世の中への対し方も勉強させられた。
"少女"だからこその危うさと純粋さ、怖さも良く出ていた。
主演の平手友梨奈さんがハマり役だったこともあり、より「響」に惹きつけられた気がする。
北川景子さん、小栗旬さん他、ベテラン勢の演技が良かったこともあり、少し平手さん以外の高校生組は少し惜しかった。
私的には爽快感や、バラエティ性・勢いには欠ける作品だったが、自分のこれからのものの考え方・生き方に影響を与える作品だと思った。
アイドル映画という以前に意味不明
漫画大賞作品ということで割引を使って見てみた。
第一印象としては主人公が頭がおかしい奴にしか見えない。
頭がおかしければみんな天才というわけでもないし、キャラ設定に困惑。
リアリティがないからこそ響に対してどのように感情移入すればいいのかまったくわからない。
作品の題材や舞台的にリアリティのある話と思ってたけど、ファンタジー作品として見れば耐えられるかも。
まあ内容はどうでも良くて、お気に入りのアイドルが見たいって方は満足できると思います。
無理してないところが良い
原作が面白いからストーリーは面白いとして、映画としてどうかというと無理やりエンターテイメントにしてないところが良かった。
響も欅坂46も知らないで観たら普通の映画かも。響も欅坂46もファンの自分にとっては嬉しい映画だった。
バクマン。みたいにあのタイミングであの監督であの役者でなら2時間のエンターテイメントとして傑作に変えるやり方もあるけど、他の散々な漫画の映画化作品と違って地に足つけて変なことしてないから期待以下でも以上でもなく観たかったものそのものだった。
原作の響が動いたりしゃべったりするのが嬉しかったし、それを演じるのが響のことをきっと誰よりも理解できる平手だったから濁りなく響だった。
あとエンディング。初めは響が歌ってるんだけど狙ってるのか狙ってないのか後半からグラデーションのように平手本人に変わっていくというか戻っていった気がする。響から平手に戻してくれたのがナスカさんだとしたらもう感謝しかない。ナスカさんのおかげで日テレイベント、ジャンプフェス、欅共和国、ロッキン、全国ツアーであのガラスを破れ!とアンビバレントをやれたとしたらもう感謝しかいない。
観て自分に残ったのは自分が天才じゃなくて良かったとも思うし、天才になってみたかったとも思う気持ち。
邦画映画では久々に寝ないで観られました!!笑
響の原作ファンなので内容は知っていましたが、実際映像化されると響の暴力的な行動に恐怖さを感じてしまいました。
ただ、ストーリーが進むにつれて、ただの暴力ではない真っ直ぐさや、普通の女の子らしさが見えてきてこちらまで自然と笑顔になりました。
次は何をしてくれるんだろう?とワクワクさせてくれました。
響、可愛かったです。ビジュアルもよく、欅坂46の平手友梨奈ちゃんはハマり役だと思いました。
脇を固めた俳優さん方も流石です。
響よりも響の周りに居る人間に共感する人が多いかもしれません。
ストーリーは漫画であった好きな部分が抜けていて残念でしたが、
ストーリーの入り方、終わり方、間の取り方が好きです。
よくある邦画独特なテンポではなく、
良い感じに進んでくれるので観てて飽きませんでした。
終わるのが早く感じた邦画映画は久しぶりです。
また観に行きます!!
映画を観たあと、哲学出来るか?
単純に、
女子高生が嫌みな大人を相手に暴れ回るエンタテインメント
として楽しむことも出来ます。
カッコよくて可愛いアイドル映画と思って楽しむことも出来ます。
映画を観終わって、様々な「問いかけ」に気付いて
うーむと考えることも出来ます。
そうやって特に本好きにとっては
その事で酔っぱらうまで誰かと語り合うことも出来ます。
僕が映画を見終わって、感じ、気付いて
酔っぱらってしまった「問い」は
たとえば・・・
「作品の評価と、
それを生み出した作家の人間性は、切り離すべきか?」
「自分とは違う感性を、理解できないからと
切り捨ててもいいのか?」
「自分の隣に、どうやっても越えられそうにない天才がいたとき、
凡人はどうするか?」
「たとえ天才だからといって、全てが許されるわけではない、
というあたりまえの現実をどう思うか?」
「芥川賞と直木賞を同時受賞できるような小説って、
どんな小説なんだろう?」
「どうやったら、鮎喰響みたいになれるか?なりたいか?」
「そもそも、響ってどんな本を読んでいるのだろう?」
「もし響にまったく文才がなくても、
彼女の曲げない生き方を認められるか?」
「自分に、自分の好きな世界で才能がないことが判っても、
努力し続けられるか?」
「バカばっかりの世界で、自分はバカじゃないと言いきれるのか?」
「知りうる事象の一面だけを見て、
他人を批判できるのか、するべきなのか?」
「誰かを守るために振るう暴力は、否定されるべきなのか?」
「自分の感性が、他者と違っていることに気付いたとき、
人はどうするのか?」
「今いる社会のシステムが悪いのか、
自分の感性が異常なのか、迷ったことはないか?」
「伝わらない想いがあるとして、伝えられない相手が悪いのか、
受け止められない自分が悪いのか?
「天才は、世の中に必要なのか?他人と関わるべきなのか?」
「そんな疑問の中で、
自分の感性を信じ切ることが、自分には出来るのか?」
映画から哲学を読み取るのではなく
映画を観て哲学することのできる作品と感じました。
レビューに頼らずまずは自分の目で見て感じてほしい映画
よくある青春映画の真逆をいく興味深い映画。平手さんの雰囲気が響というキャラクターにぴったり合い、観客に様々な感情さえ呼び起こせる強い目が印象に残る。
忘れかけていた自分の若かりし頃の気持ちを想起させてくれた。
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