「原作を知らずに視聴。 ストーリーは現実味が薄いし、だからと言ってと...」響 HIBIKI ごぼうさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を知らずに視聴。 ストーリーは現実味が薄いし、だからと言ってと...
原作を知らずに視聴。
ストーリーは現実味が薄いし、だからと言ってとびぬけてトリッキーなわけでもない。
ただ、一人の作家が響に芥川を取ってから面白くなくなったと言われて返した言葉、
「もう世の中に言いたいことがなくなった。この世と折り合いがついてしまった感覚が分かった時に」※正確ではありません。
がとても印象的だった。
この言葉だけで自分の中でこの映画を見た価値があった気がしたし、
さらにこの感覚が分かった時の響を見てみたいとも思った。
そうそう、何かを表現したい人ってこの世と自分に何かしらのずれがあって
そのギャップを訴えたくて叫んでるんだよね。
だけどきっと世の中にそんな自分の訴えが認められて受け入れられたら
もう言いたいことがなくなってしまう。
自分が何者かになりたくてもがいて、
でも世の中に認められたとたんに自分の中では自分を見失ってしまう。
それって幸せなのか、なんなのか。。。
そんなことを一瞬にして思わせてくれた一節でした。
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