劇場公開日 2018年9月14日

  • 予告編を見る

「天才という名の..,」響 HIBIKI 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0天才という名の..,

2018年9月18日
iPhoneアプリから投稿

現代医学的には、間違いなく発達障害(高機能自閉症、アスペルガー、等)に属す主人公。一昔前は、天才は変わってる...で済んだが、近年の犯罪等の悲劇に繋がる為、親をはじめとして周りのサポートが必要な人物。なのに、この映画、親の存在は薄く娘へのサポートも皆無。数々の暴力事件を起こしながら。原作は未読だが、そこに非常に違和感を感じた。これ、昭和の話かって。
物語は確かに面白い。高機能自閉症を描いた作品は、その偏った能力は話にしやすい。だが、この作品はフィクションとはいえ上述のように、不自然且つ恐怖感(野放しの主人公)を面白おかしく描いている。
今はこれがウケる....そんな世の中なのかと、素直に楽しめなかった作品だった。
あと、主演女優の演技力だが、こういう役ゆえに原作に近づく為にああいう演技なのか、元々大根ななのか判らないが、それほどの演技力でもなかった。

映画鑑賞1000作