「鑑賞記録」劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞記録
始めに言っておくと、コードブルーは3rdシーズンしかまともに見ていない、超がつくミーハー野郎です。なので1st・2ndシーズンと比べてどうなっているとか感じることなく、それなりに3rdシーズンを楽しんでからの劇場版鑑賞となっています。それくらいのテンションです。
今回の劇場版、ありとあらゆる「コードブルーらしさ」を詰め込んだ、まさにベスト盤といった感じ。上映開始早々、藍沢の一声で始まる「これまでのコードブルー」ダイジェスト映像は観客の期待を否が応でも高めていきます。そして冒頭の不時着飛行機トリアージか・ら・の、スーパーヒーロー藍沢登場はケレン味が溢れすぎちゃって藍沢のPVか!ってなります。ていうか今回の藍沢は全編通してこんな感じです。(だからこそ、終盤のある展開が全っっっ然ハラハラしません。どうせ大丈夫でしょ!みたいな。)
話を戻します。今回フィーチャーされる患者は4組あるんですけど、そのどれもがこれまでのテレビシリーズでのメインキャラのエピソードをなぞるような展開なのです(不治の病に侵された恋人、疎遠だった肉親、呆けてしまった家族、臓器提供)。なので真新しさよりもコードブルーのお約束に重きを置いた感じかなと。しかし、テレビドラマで1話かけて描いていた物語を2時間の中に詰め込んだものだから消化不良のものもいくつか。特にカーフェリーの件、あれどうなったのよ??あ、でも役者さんはみんないいですよ。特にニチアサ出身の山谷花純、馬場ふみか(なぜここにいれるかは本編で確認してね)の好演はうれしい!ていうか、佐藤直紀のあの音楽が流れればみんな感動しちゃうんだよね、きっと。良い作曲家だよなぁ。。
それと、本シリーズが他の医療ドラマと一線を画す見せ場でもある大規模災害シーン。CMで大きく取り上げられている海ほたるの場面ですが、規模的には各テレビシリーズ最終話の大規模災害にちょっと下駄をはかせたって感じでしょうか。結構医局でのシーンが多め。せっかくスクリーンでやるんだからもっとやってくれても良かったのになと思ったり思わなかったり(海猿のノウハウもあるでしょ!)。
いろいろつっこんじゃってる感じになっちゃいましたが、これでも十分楽しませてもらいました。何やらフジは100億超えを狙ってるぽくて、そんなん無理やろ!とか思ってましたが、週末の興行収入記録を見るにひょっとしたら…とも思えてしまう不思議。でもお願いだから続編は作らないでね!興ざめするから。