「【”目には目を、歯には歯を、苛めには苛めを。”と思ったら、愚かしき中学生や先生や親たち多数登場のゴア映画。山田杏奈さんや清水尋也さん達、若き俳優さん達は頑張ってます。】」ミスミソウ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”目には目を、歯には歯を、苛めには苛めを。”と思ったら、愚かしき中学生や先生や親たち多数登場のゴア映画。山田杏奈さんや清水尋也さん達、若き俳優さん達は頑張ってます。】
■東京から雪降る小さな田舎に転校してきた野咲春花(山田杏奈)は壮絶ないじめを受けていた。
唯一の味方である同じ転校生・相場晄(清水尋也)を心の支えにして必死に耐える彼女だが、いじめはさらに過激さを増す。
そしてある日、彼女の家が苛めをする同級生達に燃やされて妹は大火傷し、両親は命を落としてしまう。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・最初は、”目には目を、歯には歯を、苛めには苛めを。”映画かな、と思って観ていたら、相場晄も、母を虐待していた父を殺し、母を殺し、祖母に暴力を振るい、野咲春花の祖父(寺田農)にも暴力を振るっていた、という救いのない物語。
・ストーリー展開も、粗くってこの映画の価値は、世の中からこの映画を観て苛めを止めようって思う人が一人いれば良いかなって感じかな。
・では、何故に私が3.0を付けたかというと、今作が映画初主演となる、今をときめく山田杏奈さんたち、若い俳優さん達の頑張りかなあ。
だって、あんな酷い役を寒い雪の中で、頑張って演じたのだからね。普通は、演じたくはないでしょう。そんなことを思うのは、私だけかなあ。
<今作は、観て決して気持ちが良いモノではないし、鑑賞後の気分も宜しくない。ホラー映画って謳ってくれれば、納得して見れるけれども、そうじゃないからねえ。
今作のレイティングは幾つだったのかな・・。
個人的に、一番気持ち悪かったのは、前の学校の苛めのトラウマにより、生徒達の苛めを見て見ぬふりをしていた南先生を演じた森田亜紀さんの表情かなあ。
彼女が、雪上車に巻き込まれて白い雪の上に、粉微塵に散るシーンと、好きな女の子、妙子(大谷凜香)のために、笑いながら自傷行為や苛めをする女の子流美を演じた大塚れなという女優さんが凄かったことかな。今作は、小さい子に見せちゃ駄目だよね。じゃーね。>