「少女の殺しが静かにやって来る」ミスミソウ ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
少女の殺しが静かにやって来る
大傑作。田舎という底なし沼を舞台に、釘を眼球に突き刺して幕を開ける復讐劇。少女の連続殺人に燃える。決闘は西部劇、雪と血、白と赤のコントラストで情感が高まる、殺しは「静かにやって来る」。イジメの理由のくだらなさや無垢さ(と俺は感じた)、展開の捻りも良し。今年ベスト級!
刃物の切れ味は嘘みたいに凄まじく、人体欠損描写もケレン味満載でこれこそ映画の醍醐味だと感じた。本作が映画初主演の山田杏奈(は初めて見た)が輝いている。彼女が最もフレッシュな瞬間を血塗れで記録した本作は、俺の記憶に刻まれるよ
『先生を流産させる会』の内藤瑛亮監督らしく、ちゃんと反イジメ映画にもなっていると思う。全国の中学生はホームルームで観ること!
コメントする