「かなり辛辣」ザ・スクエア 思いやりの聖域 凪さんの映画レビュー(感想・評価)
かなり辛辣
作品『ザ・スクエア』の”信頼と思いやり(〜略)”
これを心に留めながら観ると、様々なシーン(つまりは我々の日常)において、信頼も思いやりも欠けている事が見て取れます。
それぞれの事情があり、何が正しいとも言い切れない。
その時の状況や、立場によっても変わってくる。
正直、観ていて”どうしろっていうんだ?”というような、悲観的な気分になってきます。
どういう反応があるのかは、観る人次第。
体験型の現代アートに近い印象です。
エンターテイメントとして観に行くと、これはちょっとしんどいですね。
決して好みの作品ではないですが、効果は十分。
そして猿パフォーマンスのシーンは、いろんな意味ですごかった。
これだけでも、観た甲斐がありました。
後日また観たくなるような、緊張感のあるシーンでした。
そういう意味で高めの評価です。
美術館の内ネタはまずまず面白かったです。
ユーモア部分がもっと理解できたら良かったのかな?とも思いました。
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