劇場公開日 2018年4月28日

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「現代アート的映画」ザ・スクエア 思いやりの聖域 はなもさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5現代アート的映画

2018年5月16日
iPhoneアプリから投稿

スッキリしない映画だった。
始めから、一体何語⁈あれ⁈英語⁈かと、聞きなれない言語が飛び交う。

主人公は、現代アートのキュレーター。
現代アートと、聞くだけで、私は、なんか訳分からんとなってしまう。映画の中でも言ってたが、美術館と言う権威ある物の中に鎮座されるだけで、他から見たらゴミの様なモノでもアートとなりうる・・
自身の感性よりも、権威や説明文で納得してしまう自分も居る、が、とかく現代アートは、集客力が弱い。それで起こる騒動のモロモロを描いている、が、映画
は、現代アートと同じで、わかりにくい。

ヨーロッパには、中東から移民が住み始め、お互いの文化の違いや、お互いを知ろうとしないからこその、軋轢が起きているんだと描いていた。
副題の思いやりの聖域とは、非常に意味が深いし、自分だったらと試されている気もして居心地が悪かったし、最後のシーンは後味が悪かった。

はなも
きりんさんのコメント
2022年4月3日

コメントありがとうございました!
たしかに「思いやり」とか 「おもてなし」とか、もやもやしていてよくわからない映画でしたね。

移民や物乞いの人たちが登場していたのですから、スクエアの中の彼らのもとに踏み入れる人間と、遠巻きに眺めるだけの観覧者と、2つのタイプに入場者が別れていく”実験展示”になるのかなぁと想像していたのでしたが、僕には消化不良だけが残りました。

きりん