「作り込み過ぎ?」ザ・スクエア 思いやりの聖域 critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)
作り込み過ぎ?
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スクエアが公平と平等の象徴であるがゆえ、この映画のストーリーは、スクエアから逸脱する、様々なノイズで覆い尽くされている。ノイズをノイズとしてしか聞くことができない時、私たちはスクエアの意味などわからないのだ。
まぁ、それは、わかる。
でも作り込み過ぎている分だけその分気分が悪い。自分を投影しても気分が悪い。そうじゃなくとも気分がわるい。で、だからこそ、この映画は「成功している」と考えると、もっと気分がわるい。
情欲に身をまかせることも、フォーマルな場での獣的な狂気も、今ここしか見られない幼児的な偏執さも、全てはスクエアからの逸脱したノイズでしかない。
そもそも、スクエアの意味を問うことが、高尚な偏見の極みそのものだ。
と読み解いたところで・・眠い映画はやはり眠い。
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