劇場公開日 2018年5月25日

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ゲティ家の身代金のレビュー・感想・評価

全103件中、1~20件目を表示

4.0A Soulful Crime Thriller

2020年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Scott directs another engaging epic, in the form of an international hostage situation involving the world's wealthiest man. Plummer is perfect here, Spacey is too young for it; glad he's out. The film takes an interesting turn when the mobster's soft side comes central to the story. A fresh piece of cinema that shines with Scott's style. Don't let its seemingly ordinary appearance dissuade you.

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Dan Knighton

3.0感情と理性のアンバランス

2023年11月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「ゲティ家の身代金」は実話ベースのサスペンスだ。前から思っていたことで、レビューにも何度か書いたけど、実話ベースの作品のカタルシスの無さは、まぁ特徴の一つみたいなものだから仕方ない。
変に盛り上げようとしても、エンディングがパッとしなかったり、そもそも盛り上がるような起伏がなかったりするのは、実話なんだから仕方ない部分なのだ。

「ゲティ家の身代金」もラストで手放しには喜べない感覚があって、でもよくよく考えてみると、それはさっき挙げたような「実話の宿命」とはちょっと違う。
この映画にまとわりつく「薄気味の悪さ」は、もっと映画全体の描き方に起因した、わざと違和感を持たせるような作り手の意志、の成果だと思う。

誘拐の身代金支払いを拒否し、クリーニング代をケチり、客に電話料金を払わせる、観ている側の常識をことごとく打ち破ってくるゲティ氏。
「お金持ち」に対して抱くイメージを粉砕することで、ゲティ氏は予定調和の外に出る「人間味のある人物」になる。
母親であるゲイルもまた、泣き崩れて同情を買ったり、電話の前でひたすら待ったりなどせず、最善の手を繰り出そうと奔走する。
息子が誘拐されたからって、生活も人間関係も待ってはくれない。親権を巡って弁護士と話し合いをしなくてはならない状況が発生していたら、我が身を哀れんで泣いてる暇などないのだ。

人物のリアルな一面が描かれているのに対して、映画の中の人間関係は恐ろしいほど人間味がない。ゲティ氏の視点が一番わかりやすいが、彼の中では絵画も株も人間も同価値だ。すべてが「収入と支出」という尺度で測られ、得るものと失うものというシビアな目線で世界を見ている。

その違和感が、映画を観ている私たちに何とも言い難い後味の悪さを与えてくる。それこそが「薄気味悪さ」の正体であり、この映画のユニークな部分だ。
最高に面白いとは言わないが、観るものの心に爪痕を残す「曰く付きの映画」である。

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つとみ

4.5さすがのリドリー・スコット

2023年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

レンタル110 濃すぎて6回に分けて鑑賞
絶妙にフィクションが織り込まれていて
最高のエンターテインメントになっていた
さすがのリドリー・スコット
ケビンスペイシーも観てみたかった

邦題は珍しくハマっていると思うのだが
原題 All the Money in the World 世界中の金すべて
より深みがあるような

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北枕寝二

4.5MVP

2022年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

現代版スクルージおじさん。
どんなにクズみたいな息子だったとしても
金の亡者みたいなゲティおじさんでも息子のことは愛してる。
孫のことだって心ではきっと間違いなく愛してる。
でもお金を殖やすことはもっと好きっていう。

ポール(孫)とゲイル(母)に目がいきがちだけど、物語の主人公はゲティ氏。
分かるような分からないような複雑な心理を、うまいことエンタメにしてたと思う。
ただし、MVPはマーク・ウォールバーグに差し上げたい。

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mar

3.0淡々

2022年4月2日
PCから投稿

リドリー・スコット監督ということで観ました。

淡々と観ました。

ケヴィン・スペイシーだったらまた違ったのかな?

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miharyi

3.0事実の怖さ

2022年1月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

こんなことがあるのか?事実は小説より奇なり。

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mark108hello

3.5金持ちだから幸せとは限らない

2021年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いろいろ脚色あるとはいえ
なかなかリアルな見ごたえのある話になっていました
チェイスを除く配役も、演技も良かった

金持ちだから幸せとは限らない

そういう当たり前の事と、大富豪の守銭奴ぶりが、
様々な視点から皮肉を込めて描かれている

大富豪ゲティが嫌いなもの

「金持ちに群がる寄生虫」

これ、監督自身の実感こもってますね、きっと・・・w

リドリー・スコット監督作品は評価が激しく分かれる事が
多いけど、私は好きだなぁ

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Ririen

3.0意地とプライド

2021年2月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

金持ちはケチとは言うが家族にも、びた一文出さない情も愛もない老人。
お金があるだけで周りが寄ってくる。
身内だろうがそんな連中が嫌なのか。

前に子供がもらった人形?
奥さんは先入観で高価なものだと思っていたあの瞬間、実はお土産だった(笑)
あれは笑ったー
持つ人によって価値がないものでも価値が上がるんだな~と思う。

クリストファーさんは資産家似合うな~

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yuu

3.0マルサの女の山崎努。

2021年1月6日
iPhoneアプリから投稿

面白い。
リドリー・スコットのサービス精神の健在を讃える。

まさに凸凹コンビとなる男女のバディの魅力。

変態的な迄の強欲で終始魅せる爺さん、着地点の凡庸が惜しいが。

マルサの女の山崎努を想う。

推せる。

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きねまっきい

3.5成功の裏には多大な犠牲がある

2020年9月20日
Androidアプリから投稿

成功者は往々にして孤独なものなのですね。
何かを得る為には多くを犠牲にしなければならない。
こんなサスペンスでこんなことを感じてしまう作品集でした。

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はる

3.0守銭奴ジジイとの戦い

2020年8月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

これが実話(フィクションも織り交ぜながら)だと言うから驚きを隠せない。

この石油王のオッサン、お金を貯めることだけに執着して、家族は置き去りっていう…。いや、置き去りなんて生易しいもんじゃないんだな。興味がないんだろうな。
孫がマフィアに誘拐されても、身代金は一切支払わないとか…テロには屈しないとかのレベルの話じゃないと思った。

この作品を観て、興味が湧いたので色々と調べてみたけど、本当に呪われた家系だなーって。

身代金を値切りに値切ったこの5ヶ月間で、3世は どれ程までに自分は価値のない人間なのだろうと思い知らされた結果、その後の人生に生きる意味を見出だせなくなったのではないだろうか…。

自分の子供が亡くなっても、葬儀にも出ない様なジジイだけど、そんな守銭奴のお陰?で 後世に語られる人物となった。
「世界一の金持ち」は、「世界一のゴミクズ」だったってことで私の記憶に刻まれました。

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m@yu-chan

4.0予告編とは、主人公が別の人。想像できなかったです。

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

世界一の超大富豪にして守銭奴のゲティ。

その孫が誘拐され、身代金を要求された時、ゲティは断固として支払を断ったため、孫の耳が切り落とされ、脅迫文に同封されて脅迫がエスカレートして行くという事件は、昔、なにかで見た記憶があります。

もちろん、ディテールなど、すっかり忘れていたのですが。

映画の最初の部分で、息子が誘拐された時、被害者も半ば合意の上で車に乗り込んだようにも見え、その点だけがこの映画の疑問部分ですが、ゲティの息子と離婚し、今では家賃すら滞納している母親が、愛する息子のために闘う、その闘いこそがこのドラマの見どころなのです。

そう、この映画の主人公はゲティではありません。

予告編では、大金持ちのドケチ爺さんだけが表に出てきており、私は内心、これは観なくていい映画だなと思っていたのですが、主人公がこのお母さんであったこと、その苦悩と闘いこそ、思わぬ拾い物。
楽しめる映画でした。

子供のためにあらゆるものと闘うお母さんの姿には、爽快感すらも感じられます。

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お水汲み当番

5.0出てくるお城🏰が【Jonas Brothers Sucker】のvideoに出てくる❗

2020年5月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

実話を基に映画化されたという事です。
超超お金持ちのゲティ家の孫が誘拐され、身代金要求されます。
しかし、超超ケチのお爺さんが金を出すと返事をしません。
孫の命の危機迫り、手に汗握る。

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April

3.5守銭奴との戦い

2020年3月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

本当の敵は誘拐犯ではなく、ものすごい守銭奴の祖父でした。
交渉人を派遣した時は、良いやつかなと思いましたが杞憂でした。
実話ベースというのが、恐ろしいところです。
ストーリーは、あまり起伏がないため淡々とした感じで進みます。そのため、面白みはあまりないといえるかな。
それにしてもあまりにも交渉人がしたことが少なすぎるように見えました。まあ、これは交渉人が主人公でないからと思いましょう。

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たけお

2.0ネゴシエーターと言えばマスターキートン

2020年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大富豪ゲディ家の子息が誘拐され、その救出に母親が奔走する物語。

実話を基にしたお話です。だからと言うわけではないのですが、映画としては平板で面白みに欠ける作品のように思いました。
息子を誘拐され、義父に見放された母親の慟哭。誘拐された息子の恐怖。誘拐犯の葛藤。ネゴシエーターと誘拐犯の攻防。幾らでも描けたと思うのですが、どれも上辺で流された感じです。
ネゴシエーターで言えば、浦沢直樹の「マスターキートン」という漫画で誘拐犯との攻防が描かれていますが、そちらの方がよりスリリングで細かく書かれています。
色々なものを描こうとして中途半端になったのか、実話ベースなので深堀を避けたのかは分かりませんが、何れにせよ深く印象に残らない作品だったと思います。

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よし

3.0タイトルなし

2019年12月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ミッシェル・ウィリアムズは相変わらず巧い。ただリドリー・スコットの演出力が落ちてきているのが如実にわかる。

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もーさん

4.0【孫が誘拐されても眉一つ動かさず身代金要求に”No"と言った男と母親との闘い】

2019年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

 直前の主役交代(ケヴィン・スペイシー、何やってんだ!)を感じさせないリドリー・スコット監督の執念(再撮影した件も含めて)と強欲なジャン・ポール・ゲティを演じるチャーリー・プラマーの演技には脱帽する。

 又、人質になったポールの母、ゲイル・ハリスを演じるミシェル・ウィリアムズは安定してよい。

 だが、残念だったのは元CIAのフレッチャー・チェイス(マーク・ウォールバーグ)が誘拐犯との交渉役だったのだが、何ら機能しなかった(この映画でもゲイルを励ますだけ)ように見えたのと、ジャン・ポール・ゲティの誘拐犯と対峙する姿勢には最後まで共感出来なかった作品。(事実だから仕方がないし、実際身代金を孫の体の一部を身代わりにあそこまで引き下げたのはある意味、金の亡者として筋を通しているのかもしれないが・・)

<2018年5月26日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

2.5ゲティ家の事情だけは面白い。

2019年10月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

1973年大富豪ゲティの孫ポールがローマにて誘拐されて身代金を要求されるお話。
孫と言っても今は事情があり、ゲティおじいちゃん、その息子さん(父親)、母親アビゲイルの関係を過去も含め映画で語る事でゲティ家というものを知る仕組みに。
事情は面白かった。

また前半のみ1973年当時の富豪と一般人の生活、風情が映像としてうまく表現されており、映画らしさも醸し出し私は好きでした。

1700万ドルの身代金を一切払わないとテレビで公言しちゃうゲティおじいちゃん。身代金を用意出来れば何とかなると思っている母親アビゲイル。

前半は映像と脚本が中身を期待させるだけに、途中のポール捜索劇と拉致した人間達のつまらなさはどうにかならなかったのか?
そこが残念であります。

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巫女雷男

3.0特に何も残らない

2019年9月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

知的

実話ベースの誘拐事件。これは期待しちゃいけないヤツだ、と思い特に期待してはなかったが、観た後にこれほど何も心に残らない作品も久しぶりだった。

只管アタフタする母ミシェルウィリアムズは相変わらず安定してる。強欲ジジイのクリストファープラマーも良かった。(途中までイアンマッケランだと思ってた)。でもマークウォールバーグかなぁこの役。彼がゲティ家の警備全般を整備した、と言われてもなあ。彼は嫌いじゃないが少し間抜け感(多分「テッド」の所為)があるので、もっと切れ者感ある役者の方が説得力あるよなあ。

「ポールは特別だ」とチェイスに伝え、最後に抱いていたあの絵の意味とか、JPゲティの真意をすごく考えたが、それがラストの胸像で全てぶち壊し。

ラストに字面で後日談語るなら、犯人たちのその後も知りたかった。特にチンクアンタ。

あ、でも心に唯一残った場面がある。
あの美術館の土産物のシーン。アレは切ない。

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クリストフ

5.0理にかなう展開

2019年9月10日
PCから投稿

スリルとサスペンスが実話の中で切迫している。
かつ、重厚な仕上がり。
いろんな意味で名作。

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アサシンⅡ