アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダルのレビュー・感想・評価
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観ないわけにはいかない
90年代、学校から帰るとワイドショーを賑わせていたこの事件。観ないわけにはいかない! ちなみにジョンベネちゃん、ハーディング、OJシンプソンが私のアメリカ発三大事件。 彼女や夫が語る事件の真相はともかく、トーニャが周囲の人に恵まれなかったのは確かなようだ。せめて彼女の性格が人好きのするものだったらまた変わっていたのかもしれないが…。夫とその友達とそのまた友達がとにかくバカばっかり。コーチも自分が毛皮着てないで、もうちょっと助けてあげられなかったんだろうか?!スポンサーうまく集めるとかさー。ケリガンはいい子ぶってて当時からいけ好かなかったな。 トーニャはジャンプの才能に恵まれたが、妖精のような演技を求められる当時のフィギュア界には早すぎだのかもしれない。まあ、そもそもフィギュアもいつまで蝶々夫人やってんだよって感じだけど。 映画はコミカルな面もあり、スケートシーンも迫力があって楽しめた。スケートシーンはCGで顔すり替えててすごいなと。マーゴットロビーは粗野な労働者階級の役をほんとにうまく演じている。お母さんのキャラが強烈すぎて彼女の人生でスピンオフを作ってほしい。どうするとあんな風になるんだろうか。 アメリカの貧乏白人ってずっと世間に見捨てられてて、ないもののように扱われてきて、トランプ大統領につながっている。彼女にいま光を当てたマーゴットロビーはかなりの骨太とみた。 トーニャを笑い物にするのではなく、手を差し伸べる人がいる世の中であってほしいと思う。
2018-49
教育は、洗脳。 似た者に惹かれてしまう。 事件についても、トーニャについても知らなかったのですが、日本でも騒がれたみたいですね。 マーゴット・ロビーは、同年代だとジェニファー・ローレンスと並んでスクリーンをかっさらう女優さんだと思う。 チークを入れて、気合いを入れようとしたのに涙がこぼれるところ、あれ上手いなー。 アリソンママの存在感がはんぱない。なんか日本のシ○クロの鬼コーチの方が可愛く見えてくる。 あぁ、そうは言っても母親だなと思ったけど、おいー😨 そんな暴力暴言ママに育てられて、憎みつつも、似たような男に惹かれてしまうのかと。 マッケンナちゃんかわええ😍もうこの子はここで成長止まって(笑) ひん曲がって育ったとしても(あの母親に育てられたにしては、まともなほうじゃないかと思ったけど)、悲しいことは悲しいし、辛いことは辛い。 スケートだけの人生でスケートを奪われたら凡人だと涙を流すシーンは、同情してしまいました。 最後のご本人映像で、幸せそうに、この瞬間、スケートするべく生まれてきたんだと証明するかのように、満面の笑顔で滑るトーニャを観れたのが救いでした。
んー...色々と理解不能(−_−;)
なんであんな暴力夫といつまでもズルズル一緒にいるんだ?あの母娘も夫婦も身近にいたら絶対距離置くわ...だって怖いもん...それにしても1個ぐらい救いがあっても良いのに...実話とはいえ... 演技は皆素晴らしかったです。
メッセージ性なんて無い
スケート、っていうかスポーツ史最大のスキャンダル、フィギュア・スケート選手のトーニャ・ハーディングが、ライバル選手であったナンシー・ケリガンを元夫らに襲撃させて大けがを負わせた事件の真実を描く...ってんな訳あるか!な大ウソつきのオンパレード。言わばドキュメンタリー風に作り上げた、何の検証もないコメディ・ドラマだった!とにかく出演者の風貌と演技がスゴイ。トーニャ、母親、元夫、その友人まで、皆ソックリで、行動も馬鹿そのもの。マーゴット・ロビーはじめ、主演者皆んなのなりきり具合が素晴らしいが、やはり、毒を吐きまくる母親のアリソン・ジャネイの演技は素晴らしい。アカデミー助演女優賞はダテじゃない、狂気の演技で楽しめました。実はトーニャには何の罪も無かった?ってのは眉唾もので、恐らく製作者側も本気ではないでしょうが、毒親にハッパかけられ非道な扱いを受けても、労働者トーニャが自身のスケーティングを見事に向上させ、トリプル・アクセルを成功させ、登りつめていく様は感動的で、思わずガンヴァレ、トーニャ!となってしまう。フェイクなドキュメンタリー・コメディという新しいジャンルを確立した記念碑的作品。でも、やっぱり真実は分かりません。
面白く、やり切れない
叙述スタイルも軽やかで、役者陣の名演も楽しいが、やはりなんともやり切れないお話。 貧乏とバカに関わらずに済むなら人生それに越したことはないよね、というのが教訓… あとコレ、マッケンナ・グレイスちゃん案件だったのですね。最高。
フィギュアスケーター界のパンクロック
実は、今年一番楽しみにしていた作品でした。 冒頭からはっきり言えば、私的には大変に面白い作品でした。 まずは、出ている役者さんが、凄いと言うか見直す程の演技力で、見ていて気持ちがいい、正直、マーゴット・ロビーや、セバスチャン・スタンがここまで良いとは正直思わなかった、また、母親役のジュリアンヌ・ニコルソン、あまりお馴染みではありませんが、厳格な母親の役を見ていて、憎たらしくなるほど熱演していました。 肝心な内容ですが、何とも、行き過ぎた家族愛とも言うべきでしょうか、フィギュアスケーター界のパンクロックと言うべきでしょうか、しかし、本作品のお話の主役になるトーニャ・ハーディングが、これを映画化した事は、自身の正当性や誤解などを訴えたかったのかな・・・ とにかく、行き過ぎた家族愛が、行き過ぎた愛情を引き寄せ、次々と自身の人生が狂い始めて行く・・・・ しかし、スゲー映画だったな・・・本作品をある意味、ブラックユーモアに作り上げた作り手のスタッフにも手を叩きたいね。 ある意味、本作品のような映画こそアカデミー候補にするべきかな・・・・ 良い映画と言うよりも、見応えのある面白い映画でした。
マーゴット・ロビー凄い。 もともとスケートができなかったとは思えな...
マーゴット・ロビー凄い。 もともとスケートができなかったとは思えない。 話としては、サクセスストーリーになって欲しかったが、ノンフィクションだから仕方ないか。
インタビューがベース
「事実を基にした」映画というフレーズを最近良く聞きます。しかし、何時もこれは映画なのだから…。脚色いっぱい入っているのは当たり前と思い観ていました。しかし、本作は冒頭のテロップで「あくまでインタビューを基にしている」と入り、物語にもスムーズに入れました。故に第 4の壁を巧みに使い、まるで本当のインタビューシーンを多用し、素晴らしい脚本です。 そこに制作にも関わったマーゴット・ロビーの熱演、母親役のアーネット・ジャネイの毒演、その他出演者全員のダメ人間ぷりの演技。面白くないはずありません。
類は友を呼ぶ
恋人と友人は選ぶべきだ。 バカな彼氏や更にバカな彼氏の友人が居なければ、彼女はスキャンダルに巻き込まれることもなかったろう。気の毒な話だ。 しかし類は友を呼ぶで、彼女自身が何事も他人のせいにする傲慢で独りよがりな性格だから、同類の人間を引き寄せたのだろう。 毒親問題もあり、母親はハードボイルドな感じで一見カッコいいが、内面は充足しておらず不足に駆られていて誰も信用できず不安定である。 そんな母親の影響を受けて常に不安と不足感を感じるトーニャは、審査員から受け入れられていないと感じ不足と不満の繰り返しの人生を演じる。 恋人も同様の人種で、充足を感じないので不安定な感情を相手にぶつけ、全てを相手のせいにして殴っては反省する繰り返し。彼らには永久に充足は来ず、幸福もこない。 互いに愛情を上手く表現出来ず、傷つけあうことでしか充実した時間を過ごせないカップルと親子の姿がよくでている。ナイフで娘を傷つけてしまうのは象徴的なシーンだ。 そんな気の休まる暇のない不足地獄に居て、それでもあれだけの力を発揮できたのだから、環境やメンタルが整っていればスキャンダル女王ではなく、真のフィギュアスケートの女王になれただろうに惜しい人材だった。
マーゴットに初めて出会った映画
飛行機の中で見たのですが、雑音や中断や画面の小ささにも負けず、見入ってしまいました。 母親役がまず凄くてたまげました。素晴らしい役者!次に、トーニャ役のマーゴットが嫌な奴!なのに、かわいそうとも思い、目が離せなくなりました。 その後、マーゴットが出る映画を見るたびに、本当に同一人物?と思うほどに、外見も性格も表情も動きも異なる彼女が大好きになりました。次は何をやらかしてくれるんだろう?とウキウキ楽しみにさせてくれる役者さんはそんなに居ません!素晴らしい女優だと思います。
いろんな形の切ない愛が
トーニャは、求めても求めても親の愛を得ることができず。 ジェフに愛情を求めても、傷つけ合うだけの関係を愛と錯覚し。 母親は、トーニャを傷つけることで、自己実現を満たし。 結局、4才からトーニャのコーチをしていた彼女だけが、トーニャを愛し続けたのかもしれない。 親でもなく、恋人でもなく、ただ彼女の才能を見出し、彼女の環境に踏み込めないもどかしさを抱えなからも、トーニャの成長を見守る姿には感動すらする。
生い立ちって大事〜フィギュア好きは是非!
1980年代後半〜既に世はフィギュアブームだったので、この事件はかなりセンセーショナルに報道されてた記憶があります。 トーニャの旦那と知り合いが巻き起こした事件でしたが・・・ トーニャ・ハーディング、ナンシー・ケリガン襲撃事件と報道される度に、彼女がケリガンを襲ったように記憶が上書きされていく怖さ・・・・ オマケにその後、ボクサーに転向した事もあり完全にそう思い込んでしまった人も少なくないかと^^;;; この映画を観て、彼女は幼少期からパワハラと暴力の中で、スケートをやってたとは驚き@@! あのお母ちゃん凄すぎ怖すぎ〜今なら即逮捕**!!!! そんな母ちゃんから救ってくれると思った旦那も最悪のDV男、コイツも今なら即逮捕><; 友達も最悪やし・・・そんな彼らが、自分のリンクを持つほど環境で練習するケリガンを落とし込む為に企んだ悪行が、トーニャを襲う。。。。 育つ環境、親、付き合う人間で、人は変わる恐ろしさは怖すぎる。 マーゴットロビーもトーニャを見事に演じてましたが、フィギュアシーンは、影武者とCGとの事です。 そして、トーニャの子役時代は、ギフテッドで驚きの演技を見せたマッケナ・グレイス!!! 今回も凄すぎます〜このまま成長して欲しい。 オリンピックでは、素行や演技スタイルで、審査員から嫌われた彼女ですが、エンディングに流れる本物の演技シーンは、30年前とは思えないほど高く早くキレがあり凄すぎました。 この時代に彼女が育ってれば、間違いなく女子で最初に4回転飛んだと思う。 フィギュア好きは是非〜☆4.4
周りの環境に恵まれてたら…
トーニャの周りの人たちが本当にひどい人たちばかり。 まともなのはコーチくらい。 せめてお父さんが一緒にいたら。 とにかくあの母がいわゆる毒親。 子供は小さい頃から愛されているっていう安心感と自己肯定感が本当に大切なんだと改めて思いました。 でもトーニャが普通の家庭で育っていたらあんなに精神的にタフじゃないだろうし、オリンピック選手になれていたかどうか。 そう思いながらも、周りの人たちに恵まれてたらもっとすごいスケート選手になれていたように思うし、今もスケートに関わって人生を送れているように思います。 せめて結婚した人がまともな人だったら良かったのに。 そしたら「ケリガン事件」は起きてませんよね。 過去のトーニャを考えれば自業自得かもしれないけど、判決を言い渡された時の「私にはスケートしかない」にはトーニャが可哀想にも思えました。 終盤の「アメリカは愛される人と憎まれる人が必要」の言葉が心に残りました。 キャストの演技はマーゴット・ロビーはもちろんですが、母役のアリソン・ジャネイはすごいの一言です。 見応えのある映画でした。
「アイ,トーニャ 」の演技に乾杯!
かつて起こった、この事件を思い出しながら見たのですが、トーニャ は美人過ぎる。しかしキャストの演技には完敗した。見事でした。 このようなスキャンダルは何処にもあることでしょうが、それでも生き続けたい、と思う人しかわからないことでしょう。
共感出来る人いません
このインタビューが本当ならトーニャの環境が最悪過ぎる。周りにクズしかいない。コーチ以外はどいつもこいつもクズだらけでイライラしてくる映画でしたが面白かったです。 登場人物が実在人物に似せてたことがあとでわかりそれがまたよく似てるので驚きました。
親が親なら子も子
私自身、トーニャ ハーディングによるナンシー ケリガン殴打事件と記憶していたが、元夫とその仲間達による事件ということになる。 自分が関わっていないとしても、日本だったら五輪出場辞退になっていただろうけど、彼女は訴訟してまで出場したその根性には驚く。 彼女の母親の歪んだ親の愛情? 彼女の元夫のDVと周囲の環境が彼女のしたたかさになったんだろうことは想像できる。
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