アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダルのレビュー・感想・評価
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マーゴット・ロビーが素晴らしい
オリンピックにも出場したフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの過激な半生を描く。これが実に面白かった。
「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クインでブレイクしたマーゴット・ロビーが素晴らしい。彼女本当に滑れると思う。育ちの悪さ、下品さ、アホさをもしっかりと表現した名演で、オスカーを逃したのが悔やまれる。
暴力的な旦那ときっぱり別れられなかったことが、とんでもない悲劇を呼んだ。
悲しく滑稽なフィギュアスケーターの半生
面白かった。そして、少し怖く、悲しかった。彼女が時々発する「私のせいではない(私は悪くない)」と言う言葉の虚しさが突き刺さった。彼女は、彼女の生い立ちや環境の中でベストを尽くしたのではないか⁉︎と叫びたくなる!現在語られている彼女の半生は"真実"で伝えられてはいないかも知らないけど、ラストシーンでは確実に"真実"だと、彼女自身が語っている。生きるために闘っている、ということなのかな…ありきたりの表現だけど。
主演のマーゴット・ロビーと母親役のアリソン・ジャニーの演技がこの作品の評価を更に高めていることは言うまでもないでしょうね。
1994年のナンシー・ケリガン襲撃事件をユーモアかつドキュメンタリ...
1994年のナンシー・ケリガン襲撃事件をユーモアかつドキュメンタリーチックに再現した作品であり、事件の中心人物である元五輪スケートアメリカ代表選手トーニャ・ハーディングの生涯を描いた今作は、彼女を演じたマーゴット・ロビーの集大成を見たような作品です。
また、スケートを映画で表現するとあんなにもアクティブで美しい画になるんだという新鮮な感覚にもなりました。それに説得力を持たすマーゴット・ロビーは本当に素晴らしいです。
そして、彼女の周りを固めるキャスト陣も最高です。セバスチャン・スタン演じる最低のDV夫ジェフや、暴力により娘をしつける冷酷な目が恐ろしいアリソン・ジャニー演じる母親のラヴォナが印象深いしインパクトが強い。トーニャと母親ラヴォナが終盤で再会してからのあの展開は、切なくもあり残酷でした。
時間が空いていたのでふらっと映画館へ行き鑑賞した作品ですが、すでに自分の今年度上位作品となりました!
面白いけど切なく、でも元気の貰えるような誰でも楽しめる爽快な作品です。
リアルタイムではなく、テーマ的にもあまり興味なくて楽しめなかった。...
リアルタイムではなく、テーマ的にもあまり興味なくて楽しめなかった。
セレブのスポーツフィギュアスケートに殴り込みかけた非セレブの波乱万丈選手人生。ラストに流れた本人映像見るに再現度凄そう。
どこまでが事実か
結局わからないけど、見ていくうちにトーニャも被害者なんだな、と思います。
あんなお母さんと2人きりで育てられたら、ああも育ちますね。アリソン・ジャネイ、マーゴット・ロビーが素晴らしかった。
あと非常にテンポがよく見やすかったです。
フィギュアスケーターなのか?
実際に起きた、フィギュアスケーターの事件を扱っているにも関わらず、主人公がスケート靴のブレードで火の付いたタバコを踏みつけていたりして、信じられなかった。
ブレードだけでもトップスケーターは 数十万するのに、そんな大切なブレードを雑に扱うだろうか?
そのくせ、最後のオリンピックシーンで演技前に靴の不調が出てきても、あれだけ雑に扱っているのを見てしまった後では自業自得なのではと感じてしまう。
演技シーンもフリが適当に体を動かしているようで、トップスケーターとは見えない。
演技中の音楽も演技が終わっても流れていて、違和感が感じるシーンがあった。
競技自体がテーマの映画じゃないにしても、フィギュアスケートの競技や選手について、もっと勉強してから作って欲しかった。
結局キャラクターがちゃんと作られていないと、主人公が周りから暴力を虐げられていた悲劇性も生きてこない。
登場人物がほぼダメ人間
当時、大きく取り上げられた豪打事件よりも、個人的には、靴の紐アピールの顔が強く印象に残っているわけですが、この映画を観ると彼女の印象が変わってくる。
貧乏な家庭に育ち、毒親というのかヒドイ母親になじられ、夫はDV野郎。こんな重い話を当時のポップ・ミュージックにのせて、コメディタッチで描く。
特に、自称諜報員のアレには笑うしかないが、あまスポーツの闇を描いたという点で、フォックスキャッチャーのことも思い出したのだった。
波乱万丈な半生
ナンシーケリガン襲撃事件はこの作品で初めて知りました。トーニャの波乱万丈な半生を上手く纏めている作品。
DV夫に見切りをつける事が出来ないトーニャが自ら招いた悲運とも感じますが、根本的な要因は鬼母の教育が招いた結果だと思う。教育方法についてもいろいろと考えさせられた作品。
2018-115
面白かったけど、そもそもトーニャハーディングの事件がワイドショー的...
面白かったけど、そもそもトーニャハーディングの事件がワイドショー的には面白かったけど、それほど深みがないので深い感動には及ばない。
ラストのご本人映像みてると、結局バカばっかりに囲まれた悲劇感が漂う。けれど俳優陣はいいし、センスある編集など見どころは多い。
トーニャめちゃめちゃ被害者やんけ
言うほど史上最大のスキャンダルなのか…?と思ってしまった。この事件をリアルタイムで知らなかった(年齢バレる…)からかもしれませんが。
今回の平昌オリンピックでハマったにわかスケヲタなので、ずっと気になった作品でした
面白かったけどね。
GoogleのヤラセCMみたい
スコセッシのレイジングブルと同じニセ回想ドキュメンタリーの手法をとって、デニーロアプローチの成果を延々と見せつけられている気分は、作り手のドヤ顔が脳裏にチラつくばかりで、嫌気がさす。GoogleのCMでも散々苛つかされていたので、余計に。
話としては面白いのだが。
ナンシーケリガン襲撃事件とか、オリンピックで靴ヒモが切れたとか、当...
ナンシーケリガン襲撃事件とか、オリンピックで靴ヒモが切れたとか、当時お騒がせキャラだった主人公を覚えています。
トーニャ本人が殴ったのかと思ってましたが違ったんですね。
まだ関係者ほとんど存命だろうに、よく実名で映画化出来ましたね。
面白かったです。
その醜く魅力的な人物
アメリカで初となるトリプルアクセルを跳び、その後、ライバルだったN.ケリガン襲撃に加担したとして永久追放になったアイススケート選手の話。
登場人物はDV 夫、自分を諜報員と思い込んでるニート、肩にオウムを乗せてインタビューを受ける母親、母親に娘を盗聴させようとするマスコミ、そいつらと縁を切れないバイオレンスなトーニャとバカばかりな展開に呆れる。
でも、トーニャが滑り出せば、その回転の高さと速さのパフォーマンスに観ているコッチがねじ伏せられる。
藪の中
本作の演出全てに言えるが、中でも音楽は終盤までキャラクターを突き放しており、凡ゆる笑えないジョークをコミカルに映す事に成功している。
悲劇や不条理を斜めに捉え、映画へと昇華する事で、忌まわしき芸術点に遅ればせながら中指を立てているのが痛快。
互いの異なる真実を受け入れる世の中であって欲しい。
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