アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダルのレビュー・感想・評価
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たまらないくらいゲスでクズな人間が勢揃い
たまらないね。ここまでゲスな人間が勢揃いすると。事実は小説よりも奇なりっていうけど、こんなストーリーは天才脚本家でもなかなか考えつかないと思う。トーニャのエキセントリックぶりは、当時テレビで見ていて知っていたけど、トーニャの母親までもがぶっ飛んでいたなんて知らなかった。
トーニャ役のマーゴット・ロビーの身体能力はすごいね、CGをつかった箇所もあるみたいだけど、ハーレイ・クイン役で見せる華麗なアクションがキレッキレなのがわかる。その上、トーニャになりきりぶりがすごい。トーニャの生霊を降ろしたんじゃないかと思うくらい。
見ているうちにトーニャにだんだんとシンパシーを感じるようになってしまった。とんでもないお母さんから生まれ、両親は離婚して貧乏。フィギュアスケートの天賦の才を授かってしまい、ゲス母は、貧乏から脱出するためにトーニャのフィギュアにかける。なのに、クソみたいな男と結婚してしまう。神様から愛されているのか、はたまた、もてあそばれているのか。
金持ちのスポーツであるフィギュアにいて、ホワイト・トラッシュ(貧乏白人)であるトーニャは差別をうけるが、トリプルアクセルを武器にオリンピック代表に選出される。ほんとだったら、ここで金メダルをとってハッピーエンドになるところなんだけどね。ダークヒーロになるために、この世に生をうけたんだろうね。
鬼母ラヴォナ・ハーディング演じるアリソン・ジャネイが、これまた凄い。ここまで、ゲスな人間を演じきるなんて、アカデミー賞も納得。トーニャ宅にマスコミが殺到しているなか、トーニャに会いに行くシーンは、最高。何がなんでも、お金に変えようとする執念が、もう笑うしかない。
ポール・ウォルター・ハウザーがこの映画で注目されたのもわかる。彼女のいない歴=自分の年齢のデブでさえない白人を真面目に真剣にやっているから、吹き出しそうなる。こんな連中が周りにいたから、トーニャも可哀想。
ハートの「Barracuda」が流れていたけど、マーゴット・ロビーは好きなのかな。もう、マーゴット・ロビーのテーマ曲みたい。
勝つためなら。。
毒親
スターチャンネル無料放送鑑賞。 トーニャ・ハーディング、いましたね...
タイトルなし
トーニャの強烈な個性がすごい
最後はトーニャ目線のみで語られ…“?”ってなりましたが…
あの時、正にTV画面で観てました。トーニャ・ハーディングがスケート靴にイチャモン付けて泣いてる所。
そして、ナンシー・ケリガン選手を巻き込んだ“あの事件”は余りにも有名過ぎるというか…2人のフィギュアスケーターの明暗を くっきり別けてしまいましたね。
トーニャが現役としてリンクに立っていた当時の映像をYouTubeで改めて観ましたけど、ジャンプも高いし、一所懸命に練習をして自分の力で頂点を勝ち取った良い選手だと思います(好みはあると思いますが)。
だけど、事件に納得していない人が余りにも多いせいで、また彼女を炎上させてしまったのは、可哀想だったかなと思う。
彼女に関わった色々な人達のインタビューを元に制作されているので、結局みんな自分達の都合の良い様に話してるだけだなと感じた。
挙げ句の果てには、(最後は)トーニャ目線からだけのエンドなので、批判が出ても致し方ないかなと。
アリソン・ジャニーの怪演がジワジワくる(笑)トーニャの母親ラヴォナは、私からしたらゴミ(ゴミクズ以下)みたいな人間で、彼女はその母親からも彼氏(ダンナ)からもDVを受けていて、本当に「なんて人生なんだ(泣)!」と思いました。トーニャには虚言癖などもあったようですが、それは自己防衛だったんだろうなと理解した。
結局、本当の事が語られたのか全く解らなかったし、彼女の育ってきた環境や境遇など、想像もできないほど波乱で 同情する人は多かったと思うけど、だからといって“あの事件”は正当化出来ないし、その渦に飲み込まれながらも、何度も這い上がり ある種のヒール役を買って出たトーニャは、凄いなと思った(確か、当時のインタビューでも「みんなそう云うのが見たいんでしょ(笑)?」みたいなことを言ってた様な記憶が…虚覚えですけどね(笑))。
っていうか、ショーン…あいつ やべぇ(笑)!
そんなショーンと仲の良かったジェフ(セバスチャン・スタン)。
障害者施設で働いたりしていた人の様なので、いつもつるんでショーンの戯言を黙って聞いていたのも頷けた。
滑稽な人間たちを描いた、笑えない「喜劇」
フィギュアの採点方法が懐かしい
"なんすかね…、最後のボクサーへの転身とか、どれが真実かわからんと...
此の親にして此の子あり
映画自体はコミカルだったが、なんだか悲しい気持ちになった。
役者さんの演技はすごかったけれど、
ある有名な事件を各関係者の証言をもとに、ミカルな方法で映画化しただけで特別な魅力は感じなかった。
この事件は全く知らなかったが、前半部分を見ただけでそれぞれがどのような事を言うか想像できてしまったし、そこに驚きもなかった。
トーニャの生い立ちや、当時のマスコミの報道の仕方(ゴシップ的な)を想像するとけっこうエグイ状態だったんだなと思う。
本人にも問題はあったのだろうけど、生い立ちや環境を考えると同情してしまうし、最後にスケートを奪われたことも胸が痛くなる。
そしてその後も前向きに生きていて、強い人なんだとも思った。
母親役のアリソン・ジャニーがすごいなと思ったら、アカデミー賞で助演女優賞を取られていたんですね
そして、トーニャが不憫に思えあまり良い気分にはなれず、映画自体好きにはなれなかったです。
事件を知らない方が楽しめる
当時の騒ぎ様と言えば、連日ワイドショーで取り上げるフィーバーぶり。「悲劇のヒロイン」ナンシーケリガンを持ち上げ、「ダーククイーン」トーニャハーディングを叩き捲る、スポーツ界最大のスキャンダルでした。
その当時の記憶を掘り起こすのもあり、
マーゴットロビーなら観なければならない、
という使命感。
ドキュメンタリー感だけだと退屈になりがちな所、観客に語り掛ける「第4視点」を随所に配りエンタメに仕上げてある。
何気に成り行きを知っているだけに、次に起こる事は予測できるし、それよりトーニャの旦那とか観てたら事件の必然性も感じる。
だから当時の騒ぎを知らない人の方が楽しめるのではないだろうか?
ただ、先にトーニャへ脅迫があったのは驚き。
しかもその犯人も驚き。
しかしマーゴットロビーは美しい。
そしてホントにトリプルアクセル出来たか怪しいが、スケート実演の頑張りも素晴らしい。
それよりも際立つ鬼母の存在、圧倒的。
見た目のインパクトと一刀両断の発言。
あんなウエイトレス嫌。
序盤トーニャに「ママの事好き?」と聞かれた父親の応対が全て。
この話が全てだとしたら、ナンシーとトーニャって純粋にライバルだったんだろうし、トーニャは冤罪に近い。それでも生き抜く女性の強さ、お見事です。
追記で、
あのDV夫がバッキーバーンズだとは、
全く気づかなかった自分にショックでした。
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