「マーベル映画最高傑作の一本‼️」スパイダーマン スパイダーバース 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
マーベル映画最高傑作の一本‼️
数あるマーベル作品の中で今作は最高傑作かもしれない⁉️それぐらい想像力豊かで、面白くて、ホントに楽しい‼️25年現在MCUで「マルチバースサーガ」が展開中ですけど、一本たりとて今作の足元にも及ばない‼️今作に比べたら「ノー・ウェイ・ホーム」もレベルが低く感じてしまう‼️正しくアメコミファンならずとも映画ファン必見のアニメーションの超傑作です‼️今作はアニメーションならではの表現で全く新しいスパイダーマンの世界を描いているわけですが、今作の主人公はこれまでのピーター・パーカーではありません‼️マイルス・モラレスというブルックリンに住む13歳の黒人の少年‼️マイルスは成績は優秀だが、新しい学校に馴染めず、友達もできず、女の子にも声をかけられない、ちょっと内気な男の子。しかし遺伝子捜査された蜘蛛に噛まれ、超能力を身につける。戸惑うマイルスの前に中年のくたびれたスパイダーマン、ピーター・B・パーカーが現れる。彼は闇のボス、キングピンが時空をゆがめたことで、別の次元からやってきたのだ。さらにスパイダーグウェンら、4人の異次元のスパイダーマンが加わり、マイルスはヒーローを目指すが、キングピン率いるヴィラン軍団との対決が迫っていた・・・‼️今作で特筆すべきはその世界観ですね‼️今作にはマイルス、ピーター、スパイダーグウェン、ペニー・パーカーとSP//dr、スパイダーハム、スパイダーマン・ノワールという6人のスパイダーマンが登場します‼️マイルスとピーターとグウェンは同じ作画なんですが、ペニーの萌えキャラ風、ハムのカートゥーン風、ノワールのハードボイルド風と、まったく世界観が異なるアニメキャラたち‼️その世界観(作画)がまったく違うスパイダーマンたちが同じ画面に収まっている斬新さは、正にアニメーションでなければ味わえない素晴らしさですね‼️CGで描かれてるかと思いきや手書きだったり、画面がマルチ分割のように割られたり、キャラクターの心情が文字として表示されたり、スパイダーマンの危機察知能力 "スパイダーセンス" が記号によって表現されたり、まるでアメコミのコミックがそのままテンポ良く動き出したような楽しさにあふれてる‼️そしてピーターの自己紹介シーンでサム・ライミ版三部作やマーク・ウェブ版二部作が自虐的に扱われるのも面白かった‼️ヴィラン軍団も超巨大なキングピンを始め、ギアや兵器を満載したグローブをつけてるブラウラー、空飛ぶクリーチャーなグリーン・ゴブリン、フランケンシュタインの怪物のようなトゥームストーン、女性版のドック・オク、人間とサソリの改造人間であるスコーピオンなど、スパイダーマン軍団に負けず劣らぬ豪華さ‼️自らの世界で失ってしまったMJへのピーターの思いにも胸が熱くなるのですが、やはり今作はマイルスの物語‼️魅力的な世界観とキャラたちに支えられ、ヒーローを目指すマイルス‼️自分の能力に自信が持てなかったマイルスが、「自分はやれる」と信じ、ついに高層ビルから跳躍し、高所からの "ウェブスイング" を試みる姿にチョー感動、チョー共感‼️そんなマイルスが纏う紺と赤を基調としたスパイダースーツもチョーイカす‼️続く「アクロス・ザ・スパイダーバース」と「ヒヨンド・ザ・スパイダーバース」で、完璧な三部作として締めくくられるのが待ち遠しくてたまりません‼️
