「スパイダーアニメーション・アートが満載です!」スパイダーマン スパイダーバース マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイダーアニメーション・アートが満載です!
鑑賞した方の評価がかなり高い事もあり、観るならIMAXの3Dがお薦めとの事でIMAX 3Dで鑑賞しました。
で感想はと言うと、面白いです。
クールでポップ。スタイリッシュ。スパイビーな人達のスパイダー愛に溢れる作品です。
とにかくビュンビュン動いてシーンの切り替わりが早い。
なので、迫力を楽しもうといつも通りに少しだけ前の席で観たのが失敗。
目が追いつかないですw
観るなら少し後ろの方が正解です。
ストーリーはピーター・パーカーが死んで、2代目となるマイルスのスパイダーマンと他次元のスパイダーマンが集められて、世界を破滅に導くキングピンの野望を打ち砕くと言う割とシンプルですが、ストーリーよりもビジュアルを楽しむ作品なので、これくらいの方が良いですね。
アニメーションの表現方法の得意な良さが活かされてるし、エンタテインメント感とアトラクション感があるので、USJのスパイダーマンのアトラクションの様な面白さと格好良さがあります。
ただ、観ていて思うのは、本家ハリウッドの実写スパイダーマンはアニメーションに負けず劣らずにグリングリン動いていたので、改めて今までの実写のスパイダーマンは凄かったなぁと感心しましたw
ですが、その倍以上にグリングリン×2以上に動き回るスピード感には圧倒されます。
特に叔父のアーロンのキングピンの手先として、マイルスを追いかける様は圧倒的なスピードと有無を言わさぬ怖さがあります。
カートゥーンと呼ばれるアメリカンアニメーションにジャパニメーションの良さを融合して、進化した感じなのが良いですね。
日本のアニメ作品では良い意味でここまでバタ臭くは作れないですw
あえて難点を言えば…やり過ぎ感は否めないかなと。
スパイダーグウェンはクールで可愛カッコいいけど、後に出てきた、ノワールとSP//drのペニー・パーカーとスパイダー・ハムはいるのだろうか?w
百歩譲ってもノワールまでで良いのではないかな?
どう考えてもペニー・パーカーとスパイダー・ハムはジャパニメーションの変な所を勘違いしているのと悪ノリしている様にしか思えない。
他次元に様々なスパイダーマンがいるのは分かるが、アニメーションの表現方法の数だけ他次元のスパイダーマンがいると言うのはちょっと違うかな。
あと、主人公のマイルスのスパイダーマンはカッコいいけどちょっとチビッコしているのでノレないw
エンドロールの後のあの件はいるんでしょうか?
伏線を張っているよりも悪気の無い悪ふざけにも思えます。
と言うのが個人的な感想。
あと、CGアニメではない、2Dアニメーションはやっぱり吹き替えの方が良いかなと思うので、吹き替え版で観たくなりました。
とにかく、スパイダーマンが大好きな人が作っている感じが満載で、特にコミック版のスパイダーマンが好きな人にはたまらないかなと思います。
アニメーション・アートな作品が楽しめるので興味があれば是非!