「新たなスパイダー世界」スパイダーマン スパイダーバース いたるさんの映画レビュー(感想・評価)
新たなスパイダー世界
スパイダーマンの映画では初のアニメ映画。
スパイダーマンことピーター・パーカーとは別にスパイダーマンになったマイルス・モラレスを主人公に、多次元世界のスパイダーマンが集まるスパイダーバース。
ピーター亡き後に新たなスパイダーマンとなるべく立ち上がるマイルスの成長物語。
黒を基調とした2代目のスパイダーマンとなったマイルス・モラレス。
別次元の中年ピーターであるスパイダーマン。
別次元のグウェン・ステイシーがスパイダーマンになったスパイダー・グウェン。
1930年代のモノクロ世界のピーターであるスパイダー・ノワール。
蜘蛛の力を引き出すパワードスーツSP//DRに乗るアニメ世界の少女ペニー・パーカー。
動物世界の豚であるピーター・ポーカーことスパイダー・ハム。
6人のスパイダーが力を合わせて、ヴィランズから多次元世界を救う。
ヴィランはキングピン、グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、スコーピオン、トュームストーン、プラウラーと多数登場。
ゴブリンもドック・オクもアルティメットver.など通常の世界とは違うものにすることで、この世界も実はよく知る世界ではなく、多次元世界の一つであると考えられる。
アニメや漫画で何度も多次元世界のスパイダーマンは登場してきたが映画では初めて。
これまでの映画ではまだまだ若いピーターが成長していく感じだったが、今回は中年となり、新たに若いマイルスを育てるという新鮮さがある。
マイルスの成長速度が半端ないこと以外は凄い良かった。
このまま広がり、インヘリターズとの戦いやウェブ・ウォーリアーズの結成、ヴェノムバースなど続いてくれるといいのだが。
ノワール、SP//DR、ハムの活躍が少ないのもあれやったけど。
新たなスパイダーの物語としては最高。