「アニメーションというアートの頂点を見た」スパイダーマン スパイダーバース SHさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメーションというアートの頂点を見た
正直いうと「何でスパイダーマンを今更アニメでやるんだ」なんて思っていたわけですよ、最近のアベンジャーズシリーズに慣れていた自分は。
アカデミー賞の最優秀アニメの実力でも見ておくかという軽いノリで観賞。
元はアメコミなんだよ!これは!!
作品の意図、コンセプトが明確な作品で、内容も非常に面白かったので、すごーく納得した。というより相当なレベルで感動してしまった。
何度もやり尽くされているわけだから、細部までこだわろうという意志がよく見えるし、完璧な仕事と同時に信じられないくらいのチャレンジがたくさんあって、もはやこれはアニメーションというアートだなという思いで見ていたし、これは革命というにふさわしい作品だと思った。
しかし、芸術とか最高賞とか革新的という事の前に、とにかく面白かった。コミックとかアニメという本質を決して見失うことなく、最上級の作品に仕上がっていたように思う。
欲を言えば動きの質をもっと・・・なんて思ったりもしたのだが、そんなの微々たるものと思わせるぐらいの絵の質だった。
コメントする