「キングピンて 生身なんですかね。。。」スパイダーマン スパイダーバース えんぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
キングピンて 生身なんですかね。。。
相当面白かったです、スパイダーマン映画の中だと自分、これがダントツ一番です いまのとこ。 ただし大画面でみないとありがたみが薄れると思いました、
キャラについてふれてます。ネタバレはしてないと思います。
マーベルときたら、MCU作品が絶賛盛り上がってる今このタイミングで、まったく異なる世界観をアニメでこさえて バッチリみせてくれたのはお見事でした。
あのスピード感と、ありえないものをダーッ!と見せてくれるのがスパイダーマン好きにはこたえられません。 高所恐怖症なのでちょいちょい背筋が凍りますけどね自分。
DC「アクアマン」は機敏なマッチョ祭りっぷりがよかったですが、それと対極ですかね。。 同じ機敏でも こちらはごくふつうの、なんなら実生活じゃ冴えない青年がなるのがスパイダーマンですからマッチョじゃなくて正解ですよね。
そのうえ異時空からおよそスパイダーマンイメージとはかけ離れたキャラが、、 女性や裏社会系はともかく二次元アニメ系とか、そして豚まで… ぷぷぷ。 もうどいつもこいつもスパイダーマン!! 意外性たっぷりでしたね。
アニメとはいえ、アクションシーンを除けば人物や背景はわりとリアルに作ってるように見えます。 さらに よーくみるとオリジナルの声を担当してる俳優さんたちの顔それぞれによく似せてることよ。笑
てんこもりの設定で展開も早く、家族愛やいろいろ壁を超えた友情もテーマに盛り込められているのに それでもややこしく感じなかったのはいいです。 それはたぶん、描きたいことや登場人物それぞれの行動理由(このキャラはなぜこういう選択をするのか、という理由)が一貫してるからかな、と感心します。
結構ほめましたが、不満だったところも書きます。
人物の行動理由がしっかりしてる・と書きましたが ひとつ、敵集団の行動理由が弱い気がしました。
今回、敵が強かったのはよかったんです。 タコ足おばさん強い、タコ足おばさんてごわい! そして敵の親玉キングピンの人生が垣間見えたところもいいです。
でもね、彼のあのささやかな過去が、こんなスケールのデカい悪さをする理由になりうるのかがいまいちピンときませんでした。 あんな強い部下たちがなぜ、ナニ得でキングピンについたのか、というところもピンと来ず・・ え、ピンもういい? はいごめんなさい。
そして何よりキングピンがね、、なんかね。。
あの、猫背にもホドがある体躯、「ベルヴィル・ランデブー」という大昔の欧米アニメに登場する悪者を思い出しました、まあそこはいんですが、なんですかねえ、なんのパワーアップもマシン化もしてないくせに なぜか彼だけが人間の骨格を無視しすぎてるようで気になりました(異世界の二次元と豚はおいといて)。 そして生身の彼がなぜか最強・っていうね。。。
とはいえ、云ってもアニメですしね、豚もいるし。 そこも結局は ま・いっか☆と思わせてくれるだけの軽快さ・疾走感がこの映画にはありましたね。
もひとつ追記、ですが
も一回みて、まあタコのおばさんがキングピンの手下なのは研究のため、もしくは研究のための金?のためであって、べつにそんな忠誠的でもなかったですね。。。 とすればなおさらキングピン子の動機の弱さが気になりました。。。
>クモのナンバー reprise☆
調べました、42はジャッキー・ロビンソンが由来だそうです。 近代MLB以降の、初のアフリカ系アメリカ人メジャーリーガー。 LAドジャースだけでなく、MLB全球団で永久欠番である背番号42。 アメリカ人全体の英雄であり、有色人種の希望の星、だ、そうです。
>クモのナンバー
自分これぜんぜん知らなくて、クモに限らずなんか結構いろんなとこに出てましたよね、ナンバー42。
ネットで調べてみると、「科学者によって開発された毒グモなのでシリアルナンバーがついてて、それが42」なんだそうですが、ただ、じゃあそれがなんで42なのかはあいにくどのサイトにも書かれておらず。。 まあもう少し調べます。