「主人公の焦燥が良く描かれていると思います。」ダブル/フェイス よしさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の焦燥が良く描かれていると思います。
友人となった女性に、ベビーシッターと代理母を依頼した女性に迫る「狂気と恐怖」を描く物語。
サイコスリラーとして良く出来ている作品だったと思います。映画コムのレビューでは「翻弄される男性」との記載がありますが、主役はジーナ・ガーションです。
信頼出来るはずだった友人。家族ぐるみの付き合い、実質同居している家族のような存在。そんな存在の彼女の暗闇に気づき、焦燥を深める主人公が良く描かれています。鑑賞する側にも、その友人の不気味さが感じられる演出でした。
少し気になったのは、友人の描き方に物足りなさを感じたこと。彼女の過去等をもう少し掘り下げた方が、より狂気を感じられたかもしれません。
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