「仲間を信じること。真っ直ぐで熱い、王道青春ドラマ!!」走れ!T校バスケット部 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
仲間を信じること。真っ直ぐで熱い、王道青春ドラマ!!
【賛否両論チェック】
賛:誰も信じられなくなり、殻にこもっていた主人公が、T校の個性的なバスケ部のメンバー達との青春を通して、再び仲間を信じられるようになっていく姿が、感動を誘う。予定調和の中にも意外性があるのも楽しい。
否:特に後半はかなり都合よく話が進むので、予定調和感が結構強い。
陰湿ないじめに遭い、大好きだったはずのバスケを辞めてしまった陽一。誰も信じられずに閉ざしてしまった彼の心を、まさに体当たりで溶かしていった、T校バスケ部の個性豊かな面々。決してうわべだけではなく、陽一の過去を一緒に背負ってくれたり、メンバー同士の良くないところは本気になって怒ったり。そんな本当の絆に、陽一が少しずつ「仲間を信じる」という気持ちを取り戻していく姿に、胸が熱くなります。
ストーリーも予定調和ではありますが、とっても痛快です。あまり言うとネタバレになってしまいますが、意外な人物が非常に重要なキーマンになっていますので、是非注目してみて下さい(笑)。
モーガンが言った「trust」という言葉、その本当の意味を教えてくれるような、そんなステキな青春ドラマです。
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