かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発のレビュー・感想・評価
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全くもってリアリティが無い
今までのRAILWAYシリーズとは、全くもって非なる存在。
子どもを喜ばせたいからって理由だけで、運転手になることを決意して、すぐなれちゃった。
そんなに簡単になれるもんなの??
学校の先生が未婚で妊娠して仕事続けられるの?!
半成人式とか、あんなんやってる学校あるの??
あんな晒し者みたいな行事、問題なんじゃない??
東京のとある歩道橋の上に、鹿児島のじいちゃん突然現れる?!じいちゃん、どんだけ土地勘あるんだよ!!
ツッコミどころがありすぎて、辟易しながら見てました。
期待を裏切られた!
架純ちゃんファンだけど、鉄道のお話という点と青木さんと夫婦は似合わないなあ、、って唯一観る気になれなくてスルーし続けていたのですが… なんとなく気が向いて視聴。
自然と話が入ってきて、
青木さんとの夫婦はやはりがんばっても兄弟にしか見えなくて合ってはなかったけど、
青木さんのお芝居が改めて上手い………
息子役の子も上手で、、
いくら晶ちゃん(架純氏)がそばにいても、母ではないし、
母になってほしいとも望んでいない。
父がいなくなったあと、晶ちゃんが自分と居る意味を息子としてどう理解したらいいのか。
…でも、いつか晶ちゃんもいなくなっちゃったらどうしよう。
そんな戸惑いの感情が駿也の表情の移り変わりに漏れていた。
半成人式の作文発表会に来ないでねと伝え、
晶ちゃんがいなかったことになっている作文を読んでいるシーン、
自分がいない作文を聞く晶。
このあたりはそれぞれの苦悩と悲しみがピークだった。
話は戻るけれど、
鹿を初めて轢いてしまって混乱している晶と、
日常茶飯事といわんばかりに冷静に対処する先輩車掌、
轢いてしまったもののお片付けを
自分の手でしないといけないとは……
罪悪感と、恐怖で、いっぱいいっぱいになるに決まっている、、
車掌さんって大変だなあ。。
25歳で未亡人になるって、どんな気持ちなんだろうか。
スーパーで野菜をお裾分けしてもらって結婚に至るまで、
どんな物語があったのか、、
語られていないところを想像で埋めながら
最後までじっくり観ました^^
別の作品のインタビューとかで
國村隼さんとの共演の話が
ちょこちょこ架純ちゃんから出るのをよく見かけるので
いろんなものを吸収して
いろんな言葉をもらったんだろうなあと思う。。
どんどんいい女優さんになるね。
学校側の連携がうまくいってなくて
映画「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」(吉田康弘監督)から。
ストーリーと関係ない箇所で、イラついたので、気になる一言。
最近、小学校でよく見かける、10歳の時の「半成人式」は、
お父さん、お母さんに感謝する「感動イベント」として企画されるが、
単に「20歳が成人式」だから「10歳は成人の半分、程度の発想が多い。
しかし、この物語にもあるように、不幸にして親を亡くした子どもや、
小さい時に、両親が離婚した子どもだっている。
そんな家庭環境が増えてきたというのに、子どもたちに、
無理やり「両親に感謝する」を前提にした企画をするから、
父親、母親に宛てた手紙を、みんなの前で披露する時になって、
子どもが傷ついていたことに気付く。
そして、ことの大きさに気付いて自宅に謝りに来ても、
もう取り返しがつかない・・そんな場面で、私はイラついた。
「すいませんでした。学校側の連携がうまくいってなくて」
「すいません・・」の一言で済むことでもないし、
「学校側の連携なんて」理由になるか・・と感じてしまった。
全てが「幸せな家庭」を前提にした授業、行事が気に掛かる。
学校側にとっては、大したことでなくても、子どもたちにとっては、
大きな傷として、一生残ると言っても過言ではない。
「成人式」の狙いをちゃんと理解した上で「半成人式」を企画し、
親への感謝ではなく、小さいながら、夢や自立に向けた企画なら、
誰もが同じ条件で参加できるのだから。
電車なら電車、家族なら家族で
ひとつ、ひとつのエピソードは良かったのだが
これを2時間の作品にまとめるとなると
詰め込み過ぎのような気がした
夫と妻 父と息子、後妻と息子、
夫を亡くしてからの妻の自立や
ごちゃごちゃしててすごく長く感じた
主人公が運転士になるための研修センターでの
シーンや 運転士の様子など鉄道のシーンは
興味深く観ることができた
運転士なら電車だけのベースの物語にして
家族の物語なら家族だけで話をしても
問題はなかったような気がするが
それだと 今までもあるありきたりの
作品になってしまうためこのような話にしたのだろうか?
話があちらこちらと飛んでまとまりがないので
終わった後 やっと終わったと思ってしまった
あんな可愛い運転士
いたとしたら、すぐに話題になってマスコミに取り上げられるでしょうね。あと、病院での添い寝のシーンも可愛かったです。最後はもう少しぶつかり合っても良かったかな?あまりにあっさり親子関係に戻ってしまったので。
僕にはたくさんの家族がいます。
家族の再生を通じて、
心が成長してました。
それには、
穏やかな時の流れと、
お互いの思いやりが必要でした。
その流れに、
作品の家族と一緒に
ずっと浸ることができました。
そして、
どうしようもない環境で
傷つき、もがきながらも、
自ら乗り越えていく
彼らの葛藤が伝わってきて、
知らぬ間に、うっすら
ずっと泣いてました。
何故、
こんなに、出演者の思いが
刺さるんだろうと
思いかえしてみました。
全編を通して、
登場人物は、相手に対して
こうしろ と言わないのです。
もちろん、
自分の気持ちは伝えるのですが
こうしたほうがいいという
ことは、一切言わない。
晶は、
担任の教師の望まない妊娠を
知っても、
待ってるよ と
お腹の子に囁いても
産んだ方がいいとは彼女に言わない。
節夫は、
東京に戻ってしまった晶に
会いにいった際に、
もし、あなたが戻らなくても、
駿也は自分が育てるから
これからのことは、
自分の気持ちで決めたらいいと
彼女を気遣う。
こうしなさいとは言わない。
駿也は、
晶に対して、暴言を吐いたあと、
親としての思いが届かず、
いたたまらなくなって、
東京に帰ってしまった彼女に
ごめんなさいと謝るが、
そばにいてほしいとは言わない。
本当に、
相手のことを思いやったら
相手の気持ちを一番に尊重し、
その行動を決めるのを待つ、ということ。
あたりまえで
なかなかできないことを、
本作では、
あたりまえに、
みんながしていました。
ストーリーは、
血のつながらない息子を
抱えたシングルマザーが
義理の親元で暮らす。
そして、
本当の家族をつくっていく
という、よくあるお話でしたが、
触れ合う気持ちの
やりとりがせつなくて、
温かくて。
誰もが相手の立場にたって、
その人が自分の気持ちに
向き合えるように
言葉が選ばれてました。
これは、なかなか
できないです。
だからこそ、
最愛の人を亡くした状況を
前向きに
やさしく包み込んで
進んでいける。
そんな、生き方を
知ることができました。
だから、
最後に駿也が
自分には、役割の違う家族が
いつもいて、
自分を守っていると
理解した時は、
すごく、共感し、みたされました。
たくさんの家族がいるんだと。
人は、
相手に喜んでもらえる
やりがいのために
生涯を捧げる。
やりがいを見つけるために
生まれる。
その、
命のリレーが
素朴にしみてきて、どっぷり。
私は、
親父が鉄道の車掌を
やってたことや、
田舎では
昔、ジーゼル車両が運行してたり
したことを思いだし、
ノスタルジーになり、
高ぶってしまいました。
年末は、
田舎に帰ろうかな。
おすすめです。
阿久根が舞台になるなんて、感謝感激。
18歳まで過ごした阿久根が舞台になるなんて。シャッター街の田舎なのに。嬉し過ぎる。これまでも、これから先も、こんなにフィーチャーされることはないだろうな。阿久根を選んでくれた監督、スタッフに本当に感謝。少しでも活気が戻ると良いけど。
舞台挨拶も見に行った。ノベライズ版も読んだ。映画では描ききれなかった背景が埋められ、腑に落ちてさらに泣けた。そして、もう一度見に行った。架純ちゃんは本当に可愛い。國村隼さんは渋いが存在感は半端ない。子役の歸山君の透明感。ストーリーにもハマった。全てが良かった。泣きっぱなし。カレーも作ってみた。
阿久根駅から薩摩大川まではとても歩けないけど、そこは目を瞑ろう。鹿じゃなくイノシシだと思うけど、それも目を瞑ろう。自分の田舎がこんなに美しく描かれていて感謝。自分が学生の時は蒸気機関車で通学だった。懐かしい景色。近い内にオレンジ鉄道に乗りに行きたいと思った。
欲を言えば、エンディングは真っ赤な夕陽の海にして欲しかった。
DVDが出たら絶対に買うぞ。
多くの人に見て欲しい、素晴らしい映画です。
家族の色
まず何より、『かぞくいろ』ってタイトルが素敵だなと思いました。
チームカラーって言葉は、よく使いますよね。チームの特色ですね。街の色って言葉、偶に耳にしませんか? 色調そのものに使う事もあれば、雰囲気を表現したり。
そして、家族の色っていうのも有るんじゃないかなと。
それでですね、チームカラーや街の色が時間を掛けて決まっていくように、家族の色も様々な家族の形があって、その上で時とともに様々な色が付いてくるのかなと。
映画は、修平、晶、駿也の家族に色が付き始めた様に感じるシーンから始まります。
しかし、早々に家族の形が変わってしまい・・・。
祖父の節夫、口数が少な目。なので、必然的に間が多くなるのですが、流石に國村さん、間で静かに感情を表現してくれます。
そして、それに応える様に、有村さんと子役の歸山くんが良かったです。
有村さん演じる晶は明るくて、駿也の前では弱味を見せない強い母なんだけど、それは弱さを隠す強さと言う感じで。
それを、有村さんが滲み出さして見せてくれる。
歸山くん演じる駿也は、晶と仲良くて楽しそう。それでも、やっぱり抱え込んでる物があって・・・。その辺りの感情表現が上手かったと思います。
そしてある日、抱えきれなくなった感情が爆発して、晶にぶつけてしまう。
張り詰めた糸が切れる様に、進むべき先が見えなくなってしまった晶、思い出の場所へ。
そしてかかってきた一本の電話。すぐに母親の口調に戻る晶、電話から聞こえる絞り出した様な「ごめんなさい」
晶が進むべき道を、いや線路を確信できた瞬間です。
このシーン、前後も含めてとても好きです。
家族の絆って、必要としたり、必要とされたりする結びつきなんじゃないでしょうか。
一緒にいる時間が長い分、忘れてしまいがちだけど。
最後、五年生になった駿也の作文。
この家族の色が出始めた事を感じさせる物でした。
私、最初の方から最後まで涙ぐんでの鑑賞になってしまいました。
良い映画だと思います。
wanko777
田舎のローカル鉄道のひなびた感じと、そこで生活する人達の息使いが聞こえてくるような作品でした。
晶役の有村架純ちゃんの運転士の制服姿や、リクルートスーツ姿にキュンとしたのは私ばかりではないと思いますよ。
レールが日本全国の駅を繋いで、繋がっているように、家族も最初は他人から始まり、徐々に繋がり、最後は強固なものになっていくという感じがとても良かったです。
一部出ているCGがどうとか、色々と不満な点はあるとしても、あまりある家族愛で包まれている作品ですね。
私的には担任の先生のお腹を撫でながら「待ってるよ。」と晶がつぶやくシーンで号泣してしまいました。授からなかった命や、周囲の反対など、もろもろの情景を思い出してグッと来てしまいました。観終わって、出口に向かうと飲み物などの空容器を回収するお姉さんがいるのですが、涙でくしゃくしゃの顔を見られるのが恥ずかしかったです。まだの方は是非劇場でご覧下さい。心がほっこりする映画です。
有村架純かわいい!
有村架純が、好きで観てしまいました。ストーリー・キャスティングともに面白かったです!國村隼の渋さも味がでてました。そのギャップがたまりません。有村架純、國村隼、子役がかぞくいろになるまでのストーリー最高でした。
有村架純は可愛いい。強い。
夫を亡くしてその連れ子と夫の故郷へ帰るという話だから、少し暗いトーンで始まるのかなって思っていたら全く逆!血の繋がらない親子が新しい土地でしっかり生きていこうという姿が清々しいほど前向きに描かれている。
亡き夫の夢でもあった、鉄道運転士を目指して
奮闘します。
しかし、そんな展開も途中まで。仕事、シングルマザーへの周囲の偏見、血の繋がらない親子の関係など現実の壁が否応なくこの親子にぶち当たり、とても辛いシーンもあるけれど、そんな試練をこの家族はどう乗り越えていくのか…。ここは各自しっかり見届けていただきたいところ!です。
ラストのセリフ家族になるための出発進行なんですねー。
少し前有村架純ちゃんの4回泣けますのキャッチコピーのコーヒーが冷めちゃう映画よりはるかに泣けました。
修ちゃんはもういない事を一番吹っ切れていなかったのは晶
走るシーンに弱いんですよねぇ。走り出した有村架純が一番良かった。
プロが作った映画の安心感。翻して言うと物足りなくもあり。晶の両親は、彼女が家族を欲しがる理由を際立たせるために描いて欲しかったし、二人が結婚に至るまでだったり、父子家庭の描写だったりも、何故に無い?って思う。言葉足らず、って言えば良いのか。。。
あざとさ回避のために端折ったか。過剰演出を嫌ったか。何れにしても、キャラを立てて丁寧に話を進め、泣かす所もしっかり準備。しつこく無い処は好感持てました。
有村架純の「癒してあげるから感」が好きなのと、焼肉ドラゴンで完全に二皮は剥けた桜庭ななみの笑顔で、元は取れた!
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追記
やはり、晶が走り出すシーンが一番好きです。
無言だった電話の向こうから絞り出す様に、ゴメンなさいの声。思い出の場所に座り込んで悩んでいた晶は、 何故運転士になりたかったのかを思い出しました。
携帯に登録した「修平」を消去。「俊也」に変更します。修ちゃんのお父さんと修ちゃんの子供が「家族」になった瞬間、晶は立ち上がりました。
運転士になりたい。家族を乗せて、あの風景の中を、修ちゃんの故郷を走りたい。晶は走り出しました。思い出の場所、思い出の風景を置き去りにして。
このシーンもそうですが、柴崎幸三さんのカメラ、至るところで良かった!
感動!
びっくりしたのは有村架純と
桜庭ななみってうちが初めて見た時は
まだ中学、高校生の役を演じてたのに
今ではお母さん役を演じてて
成長を感じた💓
電車の仕事ってこんな大変なんだね。
命を背負ってお仕事してるんだね。
ふと考える時あるんだよねー。
運転士さんって仕事終わったら
一体どうやって帰ってるんだろうって。
泊まってそのまま仕事してる時や、
早番の時は事務所で着替えてちゃんと帰ってるんだね
こんな家族関係すごいし、
こーいう家庭って将来強くなるよね。
責任さも感じたし、
なんかすごく感動した。
文章力変(笑)
鹿児島らへんの鉄道の運転の仕事だけど、
ちょっとだけ鉄道の勉強になったかも(笑)
鹿児島のなんかちっちゃい電車って
電車じゃなくて汽車?っていうんだね!
線路は北海道から鹿児島までずーっと
繋がってること!
今度電車好きなS田に
会ったら自慢してやろ!(笑)
そしてこの映画勧めよ(笑)
木下ほうかの最後の
「やった…」
の決めポーズ可愛かった💓
地方のローカル鉄道を舞台とした人間ドラマ
予告編を見て良作の予感がしましたが、実際その通りで見て良かったと思える映画でした。
ただ、鹿との衝突のシーンはいかにもCGという感じでクォリティが低く残念でした。
たくさんの家族
家族というものについて、非常に心震える映画でした。
血の繋がりってなんだろう?
血が繋がっていても、そうでなくてもそれぞれに家族の物語がありる。
死別、離婚、再婚、連れ子…
どんな家族であっても、自分自身にとってかけがえのない存在であることを教えてくれました。
歸山竜成くんの涙には、こちらも涙が止まりませんでした。
鹿児島県阿久根市を舞台としており、私が幼い頃から慣れ親しんだ地でもあります。
どなたにも、どこか懐かしい田舎町です。
肥薩おれんじ鉄道の一両でコトコト走る車両に、手を振っていた幼い頃の思い出と重なり、言葉にならなかったです。
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