「ややこしいだけでエンタメしてない」名探偵コナン ゼロの執行人 ドラゴンミズホさんの映画レビュー(感想・評価)
ややこしいだけでエンタメしてない
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もはや子供をターゲットにしていないのか?
●公安や検察のややこしい裏事情を雨あられと説明され、登場人物の思惑を理解する間もなく劇がすすむので感情移入出来ない。小説じゃないんだからセリフで説明すれば観客がわかると思ったら大間違い。警察小説とか読み込んだ人間じゃないとわからないようなニュアンスの決め台詞はコナンの世界に合わない。
●ドラマの(キャラクターの)主体がない。すべて後説明。だからやっぱり感情移入出来ない。
●ややこしいわりに発想は貧困。サイバーテロとか衛生の墜落とか新鮮でもない。推理も何もなく、どんでん返しもない。
●IOTとか公安の事情とかデティールにはこだわるくせに、衛生墜落とすとか無理やりファンタジー。バランスが悪いなぁ。
●脇のキャラがほぼ活躍せず置いてあるだけ。
●安室との対決や駆け引きはないも等しい。
●ラストも無理くり見せ場を作った感がいなめないなぁ。
●普通にコナンが大人から情報提供されている。
コナンである意味はないし、それでなくとも固いだけで人間ドラマがなくて楽しめない。子供を連れて行ける映画じゃなくなったな。1年に一度のお祭りらしく、ハラハラドキドキ、大人も子供も楽しめるコナン映画に戻してほしい。
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