「もはや子どもには無理かも。」名探偵コナン ゼロの執行人 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
もはや子どもには無理かも。
GW恒例のシリーズも22作目。興収70億に向けて順調に発進しているようだ。
安室透が登場するということで、公安がからむ話になる、それは、大人でも難しくなるのに堂々とやってのけた。
昔から、刑事ドラマなどでは、公安にはあまりいいイメージがない。国家公安委員長と聞くと、権力の権化のように思ってしまう。何かを統制するイメージである。あくまでドラマでは、である。
無論、本作ではそのようなダーティーなイメージは皆無である。国家公安委員長も出てこない。
公安警察とはよく聞く言葉だが、検察にも公安部はあるのか。これはフィクションなのか。フィクションだとすれば、今回の物語の構築には恐るべきものがある。
櫻井武晴の脚本は、「相棒」の映画版でもそうだったが、話が大きい。国家を揺るがす大事件に発展する。自然、映画もスケールの大きいものになる。
今回、初登場の立川譲監督は、アクションを控えめにして、この複雑なプロットをよりわかりやすく見せることに腐心していたように思う。説明セリフが多いのは、もうしょうがない。
でも、おもしろかった。
なんだか、アニメの感想じゃないみたい。。。
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