劇場公開日 2018年4月13日

  • 予告編を見る

「安室さんのカッコよさでも隠しきれない脚本の酷さ」名探偵コナン ゼロの執行人 m_atmarkさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0安室さんのカッコよさでも隠しきれない脚本の酷さ

2018年4月16日
Androidアプリから投稿

コナン映画を劇場で見るのは業火の向日葵から4回連続

コナンでキャラ萌云々の是非の前にそもそもの構成が酷い

IoTや人工衛星、公安ネタを入れるためクライマックスまで説明、説明また説明、飽きてしまい騒ぎ出す子供もチラホラ
しかもその説明で自分の首を締めている状態

IoTテロと言ってもやってることは昔からの画面ビリビリして爆発
もうこの古い演出やめましょうよ
この程度ならサイバーテロで片付けりゃいいじゃん

直径4m秒速10kmで落ちる人工衛星のカプセルにドローンを狙ってぶつけるって秒速10mでも時速10kmでもなく秒速10kmなんですよね?
その展開やるなら超高速とかぼかしといたほうが良かったのでは?

各公安の力関係など日本の闇が〜とスケールは大きくしようとしているのに登場人物みんな各公安の協力者でした、勘違いでしたというスケールの小ささ
この世界の日本は相当人材不足らしい
ドローン1機自力で飛ばせない非合法捜査推奨無能組織公安のイメージしかない

「安室さんカッコいいし、よくわからない単語や宇宙がでてくるから今年のコナンは難しくて大人向け‼」と騙されてくれる人ってそんなに多くないと思うですがね
ここでは語り尽くせないデカ過ぎる粗の数々を安室さんのカッコ良さで隠せるかが今回の評価の別れ目となるだろう

犯人捕まえちゃったけどノルマのアクションシーンや蘭姉ちゃんピンチシーン挟み込めなかったのでストーリー上は無くても成立する取って付けたようなクライマックスシーンですが
安室さん目当ての方々はここがみたくて映画館に来ているのでしょうから
黒の組織が人工衛星を落としたことにしてこのクライマックスシーンに繋げれば我々も扱いきれない題材で作ったしょうもないもんを見せられることもなく安室さんカッコいいね凄いねとみんな幸せになれたのではないでしょうか?

とはいっても業火の向日葵よりは全然マシなので★2つ

m_atmark