「耽美に溺死した」君の名前で僕を呼んで soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
耽美に溺死した
アマプラで観れるのは今日まで!ってことでティモシーシャラメを堪能する為だけに期待せず観たら、もう、あなた…。
耽美すぎて溺死しました:(;゙゚'ω゚'):
6週間限定で居候するオリヴァー24歳と17歳の妖精なのかな?って感じのエリオの2人、キャワワワな女の子たち、最高の両親とお手伝いさん。マジで両親が最高すぎる。頭いいし、仲良いし、セクシャルマイノリティに寛容だし、余計なこと言わずに見守る系。もう一度言う、最高。
多言語が織り混ざりあう中、いろんな人種が登場しつつもみんなお互いを尊重し合っている平和さ。
美しい風景に、優雅な水遊び、木陰でやることは読書か作曲か編曲。
フランスの上流階級の日常ってこんな感じなんだろうな。(舞台はイタリアだけど)
多感な17歳、オリヴァーに惹かれつつも、ちゃっかり女子で童貞捨てるとこもかわゆす。
最初のオリヴァーとのセッションも、最高。
気持ちが入ってるようで入ってない女子と、本能で惹かれてるオリヴァーとの絡みは全然勢いが違くて、叫んだよね、ほんと家で観てて良かった…。
アプリコットで情事を思い出して、うっかりアプリコットセルフラブして昼寝中にオリヴァーが静かに攻めてきて、アレ?甘いぞ??まさか〜、って言葉にするとエライこっちゃなのに映像だけみるとシャラメが美しすぎて全然卑猥さがないのが不思議。ほんとに妖精かもしれない。
最後、帰省したオリヴァーからの電話でまた会えるのか
と期待させてからの婚約連絡は悲しすぎるよね、でも最後のエンドロールのところ、ずっとシャラメの泣き顔にするなんて反則よ!かわいすぎてさらに溺死した。
お父さんの最後の語りも詩的で素晴らしい。
恋愛じゃなくて、稀有な体験で絆で結ばれた友情って言ってあげるのとか、なんか、ただ遊ばれたわけじゃないよ、安心して。って言われてる感じがして、パパ最高。
1983年でユダヤだとゲイは許されないし、大学系だと出世したり世間体的にも余計に結婚が必須な時だから、しょうがないってエリオもわかってるし、自分の恵まれた環境もわかりきってるはず。
気持ちが落ち込んだ時にまた観よう。
家族へのハグとキスも情熱的だし、変なダンスや動きしてても、それすらキャワワワなんだよなー。シャラメたん。
あー最高だった。全体的に余白が気持ちいい。