「アプリコットの様に甘酸っぱい夏の想い出。」君の名前で僕を呼んで コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
アプリコットの様に甘酸っぱい夏の想い出。
内容は1980代北イタリアのある所での少年と家族の所に青年がホームステイし心の絆をより深いものにし自分自身を見つめ直す成長譚。好きな言葉は『君の名前で僕を呼んで、僕の名前で君を呼ぶ、、、』の物語中盤のシーンの言葉で物語の根幹となる所です。LGBT🏳️🌈映画は最近になって流行り『パワーオブザドック』『キャロル』『ムーンライト』などが認められる背景には世論の流れ時代性があるんですね。それだけ抑圧されてきた反動は怖いです。繊細な問題だけに深く入り込む話は個人的になりすぎて見る人を選ぶとは思いますが、繊細な問題だげに表現が凝っていて綺麗な映像に救われます。自分は、主人公のエリオットが虚弱体質で鼻血流したら吐いたり不治の病で死んでしまうのではないかとミスリードにドキドキしてしまいまし
た。北イタリアの乾燥したジリジリと照りつける様な日差しと突き抜ける様な空の青さは心奪われました。誰でも一度だけ経験するのよ誘惑の甘い罠〜♪一夏の経験。自分もオリバーの気持ちが少し分かる経験が昔の想い出みたいに感じられる面影の無い中年になりました。最高の想い出だけを残して別れる話は恋愛映画の基本だと思っているので自分的には楽しめました。
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