「どこか羨ましい物語」君の名前で僕を呼んで 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
どこか羨ましい物語
2018年4月劇場鑑賞
それはひと夏の淡い思い出。
オープニングからしてもう素晴らしい。
絵の切り取り方がとてもうまく実に瑞々しい。
それと音楽がとても良いですね。併せてウォークマンも懐かしい。
あとあの卵の食べ方、「カリオストロの城」以外で初めてみましたよw
互いに惹かれ合い、気持ちが繋がった二人が山の中で名前を呼び合うシーン。
見ていてすごく微笑ましく、ずっと続いて欲しいとさえ思える時間でした。
そして父さんの言葉。あまりにも優しすぎて涙が出ました。
全部を知ったうえでその全てを受け入れ、そんなお前が羨ましいとさえ言ってくれる。
こんなにも優しい寄り添い方、家族ってすごいなって思えました。
そしてそれは静かに、泡が無くなるように消えて行く恋。
君の名前で僕を呼んで
僕の名前で君を呼ぶ
とても切なくも悲しく、でもどこか羨ましい物語でした。
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