「全てが美しい」君の名前で僕を呼んで ひろみちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
全てが美しい
美しい人、美しい景色、美しい音楽。
これらが揃っていれば他には何もいらない。
イタリアの降り注ぐ夏の日差しが、街に彩りを与え、木漏れ日や水面を、綺麗に描き出す。そこにエリオが奏でるピアノの音色。それだけで充分。ってほど美しい。
"Call me by your name"僕の名前で君を読んで
どういう意味なのかなって思ってた。
お互いが特別な関係になった時、お互いがお互いを補完し合うかのように、相手がいてこそ自分になる。相手と自分の領域は曖昧になり、一体になってお互いになる。そんな特別な関係に彼らはなっていた。ってお父さんの最後の言葉で納得。
心に感情に身体に正直に素直に生きることを大切にしなさい。
最後のお父さんの言葉が身に沁みる。それだけに最後の結婚の報告は悲しい結末。ただそれがまた潔くて美しい儚い散り方。
夏になったら水に入ろう。楽しくなったら君と踊ろう。
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