「切ないけど眩しくて綺麗」君の名前で僕を呼んで マスノブさんの映画レビュー(感想・評価)
切ないけど眩しくて綺麗
17歳男子と24歳男子がひと夏の恋をする話。
自分が男ということもあって
抵抗感もありながら観ました。
が、感情をぶんぶん揺さぶられる、
素敵なラブストーリーに出会えた!
イタリアの避暑地を舞台とした
のほほんとした日常、
劇中奏でられるピアノの音色、
ティモシーくんの無邪気なしぐさ、
映像全てが眩しくて綺麗だった。
劇中のティモシーくんに感情移入して
なんでアーミーそんなことするの!!からの
あーーーーアーミー大好き!!!!のコンボ。
ラブストーリーとして最高の展開。
タイトルのとおり2人はお互いのことを
自分の名前で呼びます。
おかしい、だから何?って最初思ってました。
相手の名前を愛情を持って伝えるのって
少し恥ずかしい気がするんですけど(日本人)、
自分の名前なら何の恥もなく相手に愛をたくさん
伝えられるし他人との差別化を図れるところが
とてもいいなと思いました。
そしてラストの切なさ。
切ないけど、
電話越しのアーミーが発した
「オリヴァァァ、、、」の破壊力。
2人の愛は確かにあったんだと号泣。
とてもいい映画でしたが見終わった後は
桃の見え方が変わるので
桃が大好きな方は要注意です。笑
@bassmanさん
作り的にはそんな主張はなかったと思うんですけど日本人だからこそそう思っただけです!
@riricさん
その通りだと思います!それを踏まえた上で日本人である僕の気持ちを書きました!
名前を呼ぶってその人自体を認識し尊重するためのものだと思うんです。
お父さんがエリオに「オリヴァーも同じこというと思うよ」と言っているように、エリオとオリヴァーは重ねられるよう設計されているはず。また、オリヴァーの心には同性愛者であるエリオがいる。
だから、オリヴァーを見て自分を呼ぶのは、自分を肯定する行為なんだと思いました。