「まるで名画を鑑賞した後の余韻。」君の名前で僕を呼んで カピパラさんの映画レビュー(感想・評価)
まるで名画を鑑賞した後の余韻。
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心地よい音楽がかかる中で、絵画を鑑賞しているような感覚でした。
風が吹いて木々がざわめく音、虫の声、水のはねる音…
スクリーンと自分のいる場所との境目が曖昧になるぐらい引き込まれてしまう映画です。贅沢な時間を過ごしました。
エンディングの長回しのシーン。
痛みにこらえる主人公のバックで母親が夕食の支度を整えている。あのシーンが好きです。
両親の彼を見守る強い愛情と信頼に温かい気持ちになりました。
男性同士の恋愛の話ですが、思ったほどきわどいシーンがなかったので正直ホッとしました。意味がない長いベッドシーンはあまり好きではないので。
エルメ役の方、まさに奇跡の役に出会えた作品になりましたね。
素晴らしいです。
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