「真面目なのかふざけてるのか微妙な良作サメ映画」ダブルヘッド・ジョーズ 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
真面目なのかふざけてるのか微妙な良作サメ映画
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またアサイラムか…。ここんちは当たり外れが激しいからどうかな…?
謎の突然変異かなんかで頭が2つになったサメに学生達が襲われ散らかすサメ映画。頭が2つって以外は普通にちゃんとサメ映画してました。これは良作です。
ストーリーは王道だし、死亡フラグは丁寧すぎる程に回収していく。片っ端から定石を踏みまくっていくシーンの数々に正直中盤まではそこまで惹かれるものはありませんでした。しかし後半、たどり着いた島が沈んでいくという超展開を迎え、俄然面白くなってきました。ここがそこいらのサメ映画とは違う!
普通なら「頭が2つのサメ出したんだぜ?スゲーだろ?」で終わってしまうところ、強烈な追撃の一手が振り下ろされる。クソ強モンスターザメに海中を支配され、唯一の安全地帯の島は刻一刻と沈んでいく…。容赦ない展開、スピード感もなかなか、この規模の作品でこの緊張感はそうそう味わえないのでは?
もちろんツッコミどころはあります。自らサメに食われに行ってるようにしか見えなかったり、海が苦手とか言ってるやつが大活躍したり、先生叫びまくってるけどケガ大したことなくね?とか、島沈むの速すぎとか、そもそもダブルヘッド・ジョーズってなんやねん!とか…。
そういう多くのツッコミどころも許せる程に、真面目にサメ映画してる作品でした。……いや……真面目にやってんだかツッコミ待ちなのかわかんねぇな、これ…。
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