移動都市 モータル・エンジンのレビュー・感想・評価
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北朝鮮でもなくロシアでもなく米国なのね
音響は良かったのに残念ながら3Dがない。
前の方の真ん中でキャタピラ(修正:鉄の車輪)に踏み潰されたかったなぁ
米国にしたかったからメデューサなんでしょうね
善と悪が共存する人間に戦争を止めることはできるのか?
優しさと憎しみがひとつの身体、心に棲んでる。
性善説と性悪説の中。人は良き人として生きて行こうとしている。だから苦しむし、哀しい。そしてこんな映画も作るのだろう。平和を目指して戦う。戦うとは殺すこと。人殺しをして平然と生きていける人間なんていないはず。仲間を守るために…そして自らが直接的に殺す実感を失くすために武器を開発してきたんだ。
なぜ、人は人を支配したがるのか?大袈裟だけど、国家を作りたがるのだろう?
未来は明るくはない。
で、どおする?
タイトルなし
期待したあらすじ↓
「都市vs都市」199X年、核の炎に包まれた世界で生き残ったのはだんじり祭とか博多祇園山笠とかそういう類いだった!
ぶつかり合う都市が都市ごと人を飲み、喰らい、増殖する全く新しい奇祭!
発起人はニュージーランドのキモカワイイ狂、ファンタジーガチ勢、愛される汚ヒゲデブことピーター・ジャクソン!
実際のあらすじ↓
荒廃した(っぽい)未来、何か動くロンドンに飲まれて吐かれたガキ共が右往左往、ナイフと飛行機でロンドンに立ち向かっていくし、何かターミネーターも出る…みたいな。
原作は読んでないので、そもそも原作の悪い点も含まれてるかもしれない。
てか読む気にもならんかった。
ドンガラガッシャーーーーーン!グネグネゴゴゴゴドーン!ドーン!!!!みたいな画の割に色んなものが薄味。
スチームパンク風、宮崎駿風、モンスター映画風、ターミネーター風、全部が「風」。
色とかデザインとか上部だけの部分しかなくて、何か世界観の補助になってるとか、見せ方の工夫とか無い。
ただ出しておきました~って感じ。
観たかった都市vs都市も、一応最初に見せてくれるんだけど逃げてるだけだし、最終的には都市単位同士の戦いではないし、結局最後まで「ちっちゃいのvsでっかいの」のパターンしかなくて。
でもそれは好みだから仕方ねぇかもしんねでけど、それでも「ちっちゃさ故に勝つ」とか「最後は生身の人間がなんかして勝つ」とか「ちっちゃいのがまとまってでっかくなって勝つ」でもない。
アクションがごちゃごちゃしてるだけで、整理されてなくて見辛いし、でっかいのにちっちゃいのが突っ込んだ結果、行き着く先でちっちゃいのvsちっちゃいのとかになっちゃってなんか…ね…とかね。
画作りで一番残念だったのはセントポールが砲台に!っていう設定が出てきて、こっちも一応「おっ!それは都庁がロボ的なワクワク感あるな!」とか思ってたのに、まぁその画は残念な感じであっさり処理されてたことかな。
ストーリーとか期待してねぇんだけど、それでもやっぱ繰り返される終嘆場と「あ、まだそれやります?」感がしつこくて眠かった。
物語のキーアイテムの扱いとかもひどかったですね。
こっちはもう見せられてるものを映画の中ではわかってない、みたいな。
しかも何か「子供の頃からずっと持ってるコレが?!」的なものなのに、中途半端に他人が持ってるという。
世界観とかも結構適当で、都市が動く!ってだけじゃん?というか。
そりゃスマホとかはないけど、そこそこの文明はあるし、階級とか差別的なものもあるけど、ぶっちゃけ「今とそんなに変わんないね」みたいな。
いやそりゃ食ってるものとか人造人間的なものもあったけど、それこそそういうのも全部何か風なんだもん。
世界観も糞もないでしょ。
一応ね、西洋vs東方とか宗教とか文化とか人種の分断とかそういう「風」な物も入ってるんだろうけど、考えるのが面倒くさい程度には嫌いでした( ᷇࿀ ᷆ )
大掛かりな映像の中にも、繊細なタッチあり
本作は、巨大な移動都市が別の都市を飲み込んでいったり、どんどん破壊をしていくだけのシンプルすぎるストーリーではないことが観てわかった(先入観は良くないと反省)。
ただ、前半はそこそこチープで、どかっかん、どっかん勢いで押していく雑把な表現が多く、若干後悔し始めてはいたのであったが、中盤から後半にかけては結構なもんで、内容にぐっと引き込まれてしまったところがある。
ヒロイン、ヘスター・ショウが感情移入できるか否かの鍵を握っていたのだが、後半からぐぐっと引き込んでいく演技が印象的であった。
母を目の前で殺され、愛を知らず、信じることを知らない、孤高の女戦士は、仲間との出会いによって一人では決してたどり着けなかった運命にたどり着く。
最初に出会った男トムに対して、ヘスターはこんな男頼れない、と呆れ顔で歩みを進めるのだが、人は不思議なもので、一度信じられるものを失っても、また人を信じることの素晴らしさに目覚めてゆくことがあるようだ。それが人の弱さなのか、はたまた強さであるのか、議論するのはよそう。
自分の強さだけを頼りに生きていることに限界を感じ、また仲間を信じることの素晴らしさに、徐々に心を開いていく彼女の仕草や表情は、観る者の共感を得るところがあると感じた。
そうした、人の心の変化の微妙なタッチにも上手に踏み込んでくれた本作品は、一見する価値があると思う。
私自身は、安いものも美味しく食べれるという得な体質ではあるが、まずいものは食べれないたちである。
そんな私の味覚を信じてくれたら幸いである。
それなりに楽しめます。
宮崎アニメ(だけ)は観ないのでストーリーに違和感なく、楽しめました。
巧みに造り上げられた世界観が素晴らしく、それを追った映像が滅茶苦茶リアルなので、移動都市のキャタピラーが迫って来ると潰されそうで怖くて眼を閉じてしまうほどです。
主人公の二人が最初は素っ気ないのですが、助け合っていくうちに互いのことを
大切に思う様になる、心の変化がとても丁寧に描かれていました。
中程から、アナという中性的なアジアンビューティーが投入され、(個人的に彼女の役処は笵文雀みたいだな、と思った)物語が引き締まりました。
過去の遺物がミリオン達だったり、クスッと笑える所もあります。私は「昔の食べ物は腐らない」って所が笑えた。菓子パンやランチパックのことかな?
最後はそれほど印象的ではないけど、一応ハッピーエンドになるのかな?続きがありそうな感じの終わり方でした。
普通に面白い❗
星🌟🌟🌟🌟あんまり評価よくないみたいですが普通に面白かったです❗ヘスター役のヘラ・ヒルマーが凄く上手くていつの間にか感情移入して観ていました❗凄く映像が綺麗で内容も復活人が出てきたり凄く単純ではないけど解り易かったので良かったです❗あとアナファン役のジヘかっこ良かったです❗
ビジュアル系
60分戦争という戦争の数百年後、自走する要塞の様なものに形成した町に人々が住む世界で、他の町を捕食する巨大都市ロンドンとそれに対する因縁の話。
SFアドベンチャーの様な、実写版ジブリの様な何処かで出会った作品を合わせた様なイメージ。
真面目にSF+アドベンチャー+しっとりな空気感。複合すると自分の苦手なジャンルであり、完全スルーのつもりだったけど…。
個人的に苦手な感じ全開だからかこういう作品でそれを言っちゃお終いの、1週間の糧の為に、それさえ捨てたのに、これから採掘するであろう資源もあったのにと色々気になって頭に入ってこず…アニメとかだったらまだ受け入れられるだろうし、サスペンスでもあるまいし突っ込み無用の筈なんだけどね。
丁寧につくられているとは思うけれど、世界観が自分には合わず、そもそもの移動都市である理由とか、捕食する意味や効率とか、粗ばかりが気になって楽しめなかった。
ストーカーは少し高まった。
迫力だけは無駄にある
戦争で壊滅したそれぞれの国が移動する時代に他の国をどんどん飲み込みながら生きながらえるイギリスと、移動せず壁を作ってひとつのところに留まる国(多分アジア)の戦い。
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ずっと平和に鎖国してる国に突然イギリスが攻め込んでくるとかペリー来航ですかって思ったんだけど、残念ながらこのアジアの国恐らく中国人しかいない(笑).
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でも終盤飛行機でイギリスと戦うシーン、一基撃たれたからそのまま突っ込んで攻撃した飛行機あったんだけど、それはもう特攻隊を連想するしかなかったよね。
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逆に現代と繋がるのかなって思ったのは、それぞれの国が移動してるって移民の時代の今と似てる。アジアの壁も最終的には壊されるわけで。
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今までは日本含めアジアはあんまり移民いなかったけど、そういう時代は終わってそれぞれの国が違う国の人と生きていかなきゃいけない時代がもう来てるしね。
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壁作ることに躍起になってるトランプに見てほしいわ(笑).
世界観が素晴らしい
「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」のピーター・ジャクソンが製作、脚本となると、監督作でなくても観たくなる。
そして今作は当たりだった。この世界観がたまらない。ワクワクしながら観た。
「60分戦争」と呼ばれる核戦争で人類のほとんどが滅びたようで、それから数百年後が舞台みたいです。生き残った人々はいくつかの移動都市と定住型の都市で暮らしている。
冒頭の巨大な移動都市ロンドンの造形が素晴らしい。他の都市を捕食しながら走り続ける姿はさながら野生の動物だ。弱肉強食感がストレートに伝わった。
物語は核兵器を修復し世界を征服せんとするロンドンの考古学者と、彼に母親を殺され復讐せんとするヒロインを中心に展開する。
結構長尺だと思うが面白くて、あっという間に感じた。好きな作品だ。
こんな世界、見たことない!
冒頭から見たこともない世界観や映像の迫力に圧倒され、トントンと展開していくストーリーを追っていたら、あっという間に終わった印象。次々と新キャラ、新展開がいいテンポで出てきていたので、満足のいく映画でした。
捕食都市は、「ハウルの動く城」だと、飛空隊は「紅の豚」、楯の壁は「進撃の巨人」と、アニメでみたことあるっぽい感じは多少なりと否めないけど、映像の完成度はかなり良かったので全然気にならなかった。
出演陣も名の知れた人は、ほとんどいなかったけど、よかった。特に、へスター。力強い表情が○。笑い声は、ちょっと残念だったけど 笑
ストーリーは、よくある展開といえば、よくある展開だけと、やっぱり胸熱な展開でよかった。反移動都市陣がロンドンへの突入を決意したあたりからずっと目頭が熱くなりっぱなしだった。
STARWARSリスペクト
上映館が少なくこれはインパクトだけのハズレかな?
と、マッドマックス、ウォーターワールド的なポストアポカリプスな作品として見に行ったら
乗っけからスターデストロイヤーに収容される反乱軍の宇宙船宜しく小さな移動都市のチェイスに始まり、ヒロインとヒーローの出会い放浪となかなかスピーディな展開
登場人物も脇から端役まで、小気味よいキャラクターとして描かれていてちゃんと感情移入できる
空賊ライクな飛空挺乗りたち、最後のロンドン強襲シーンもいい感じ
そしてヒロインをつけ狙う人造人間の倒錯した愛情
昨今のSTARWARSシリーズが忘れかけてるセンス・オブ・ワンダーが詰め込まれたリスペクト作品でした
世界観に説得力など必要あろうか?
これはこういう世界を描くための設定であって前提
宇宙に広がる帝国と同じくらい現実感はないが、舞台設定としては最高じゃないですか?
良い作品でした、是非見てください
空賊
わりと面白かったです。
あまり期待しないで見ました。予告編の感じではハウルとマッドマックスが混ざったような感じかな?と思っていたのだけれど,その印象は正解。まさかのターミネーターまで混ざってた。
前半で話がどんどん散らかっていって,収集できるのか心配になりましたが,後半ですっきりとまとまり,一安心。個人的にはシュライクの孤独と(深すぎる)愛情に涙しました。後半出てきたアナが格好良く,彼女の仲間たちも覚悟が決まってて格好良く,そこのところも涙ポイント。
最後のロンドン市民と壁の中の人々のシーンでもちょっと感動。つらいけれど「許す」ことでしか,未来は開けない。つらいけど。
サクサク
34本目。
最初からのワクワクが堪らない。
設定が面白かったし、終始飽きる事なく展開が進むから楽しめたな。
観た事ないけど、ハウルもこんな感じるなのかな?
40代になっても楽しめた作品だから、10代の時に観たら結構影響受けたかと思う。
"ハウル"かと思ったら、"ラピュタ"だった!
"都市が都市を食べる!"
車輪やキャタピラが付いた巨大な要塞都市"ロンドン"が疾走する、未来の終末世界。都市同士が争い、負けた都市を飲み込む弱肉強食のルール。スチームパンク風なレトロフューチャーなデザインが超カッコイイ。
喰われた都市は分解され、再資源化と燃料として吸収され、住民は労働力として最下層に組み入れられる。世界中の都市を喰っていく"ロンドン"(英国)って、植民地時代を彷彿とさせるジョークか。
その設定や造形、映像的な作り込み(だけ)は、とてつもなく面白い。そこはピーター・ジャクソン(「ロード・オブ・ザ・リング」)だから、抜かりはない。
原作は、2001年発表のフィリップ・リーヴの同名小説を実写化したもの。動かなそうな要塞が走るさまは、日本人ならスタジオジブリの「ハウルの動く城」(2004)を思い出して、もやもやする。
「Howl's Moving Castle」(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)は、1986年刊なので何らかの影響は受けているのだろうと思いながら鑑賞すると・・・、オヤオヤ?
"ハウル"かと思ったら、"ラピュタ"だった!
笑ってしまうほど、ジブリ・オマージュ作品。モーター滑空機や空中都市まで現れると、「天空の城ラピュタ」(1986)を翻案したかのような展開にア然。
~かつて人類を壊滅的に破壊した、"古代の最終兵器"と、それを秘密裏に復活させようと支配欲を持つ男。男は国家に雇われているのだけれど、最終兵器の復活とともに権力を掌握して、国家を乗っ取ろうとする。
主人公の少女は、最終兵器の秘密を握っており、親から託された破壊の鍵を持っている・・・むむむ。
そして最もジブリっぽいのは、少女を追いかける、利発で正義感のある男の子。少女を助けたいと思うけれど、ちょっと非力で、思うようにならない。「ラピュタ」だけでなく、「魔女の宅急便」もこれ。
そんな2人を助けるように現れる、海賊みたいな女性の賞金首・・・あらら。
SFとしてはオーソドックスな終末世界イメージの呪縛からは抜け出せていない。結末はすぐに想像できてしまう。レトロフューチャーデザインだけに酔ってしまったのが本作の限界
唯一、"都市が都市を食べる"(Hungry City Chronicles)というパンキッシュな設定だけが、とんがったオリジナリティ。
原作はシリーズ化していて、Hungry City Chroniclesの続編の計4巻が刊行されている。まさか続編の映画化しないよね。これで終わりにしないと、1作目だけ尖っていた「メイズ・ランナー」(2014)になりそう。
圧倒的な映像だけが見る価値があるので、3D上映がないのも残念(海外はある)。
(2019/3/1/TOHOシネマズ日比谷/シネスコ/字幕:林完治)
絵とかデザインは好きなんだけど─
展開が常に予想できる作品で、ハラハラドキドキ感は驚くくらいに皆無だった。
設定は相当惹かれるけれど、話は魅力に欠ける気がした。背景とか世界観をはじめとする丁寧に描いてほしいと思ってしまったのは、やはり魅力的な原作があるからなのだろうか。
あまりにバトル映画的になっていたのがちょっと期待はずれ。歴史的な叙事詩のようなものを求めていた自分がいたからなのだが・・・
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